2020年5月15日金曜日

honnou no mamani


本能のままに

昨日BS(4/27放送の録画)でファーブル昆虫記を見ていた。昆虫の生態が驚くほどよく描かれていた作品だった。ファーブルは、長年の研究から蛾の生態について「本能」によることなしに表現できないものがあることに気づく。

 私も確かにそういうことがあると思うことがある。これは昆虫だけの世界に限らず、人間という種族もまた、本能に根ざした生き方をしていると感じることがあるからです。もちろん私にしても、付き合った女性にしても、今まで関わりを持った人のある行動は、本能という究極の在り方でしか説明がつかないことがある。

 蛾は特有のフェロモンを出すという。それも最初の3日だけ、一週間という短い生で、たったの3日だけメスはフェロモンを出しオスを導き寄せるというのだ。

 例えば、ある犯罪者がいるとする。その者が著名な社会的地位にある大学教授や報道(メディア)記者という人でも、ある日ある時には本能のままに行動することはあり得るのです。そうであれば説明がつく。何故あのような人が、あんな事件を起こしたんだろうか?あれほどの聡明な人が...あんな注目するような本を二冊も書いてそんなはずはないと、誰しも考えてしまうが、彼にはいたって自明のことなのだ。つまり、彼は本能のままに行動しただけなのだから。(2020.5.4作成)



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