2019年4月30日 平成の終り 令和へ
もうすぐ平成が終わろうとしている。平成が始まった時(1989年)ツチノコを発見した祖父が亡くなり、間もなく息子が誕生した。私は昇任し幹部の仲間入りをした。この平成元年には、歴史的に忘れられない出来事があった。まさにepoch-makingな年として刻まれることになる。 6月4日胡耀邦元党総書記の死をきっかけとして天安門広場に民主化を求めて集結した学生を中心とした一般市民のデモ隊に対し、人民解放軍が武力で鎮圧、かなりの死傷者を出した事件(詳細はBuzzFeedNewsが詳しいのでそちらに譲りたい)。趙紫陽は、この大事な時期に北朝鮮を公式訪問することになる。
2019/6/9 風をよむ「天安門事件から30年の中国」
写真が伝える天安門事件 「血の日曜日」に何が起きたのか。
中国では抑えられた民主化運動は、ヨーロッパでは違う展開を見せた。 8月19日ハンガリー北西部のフェルトゥーラーコシュの野原(ショプロンから近く、オーストリアを挟み東ドイツから当時同じ共産圏という理由でハンガリーへは旅行が許されていた)で、人々が将来のヨーロッパを語る集会を催した。「ピクニック」という名が付いていたが、実は後に壁を崩壊する勢いを持っていく、市民による民主化の波(運動)の"走り"であった。ハンガリーとの境界を開いてドイツの市民の脱出を助けていったのだ。
世界遺産 ハンガリー フェルトゥーラーコシュ ヨーロッパピクニック計画
11月9日、東ドイツ政府が東ドイツ国民の西ドイツへの出国の自由を認めたことを受けて(実際には人々が少しずつ国境に押し寄せ、監視し抑えるはずの係員が人々の熱気に押されてなすがままにする他なかった)多くの市民が東西ドイツ分断の象徴である「ベルリンの壁」に殺到し、ハンマーを振るって、壁の撤去をはじめた。このニュースはたちまち世界中に流され、それを見て世界の人々も(私も)感動して涙した。その出来事を追うように 11月17日人々の頭に記憶されるビロード革命が起こった。「プラハの春」と呼ばれたソビエトの共産主義により潰された民主的な社会主義を目指したドゥプチェク第一書記のチェコは、20年という歳月を経て、今度は学生や市民が中心となって民主化を実現していくのだ。それまで表舞台に出れなかったヴァーツラフ・ ハベル(民主化後初の大統領になる)やチャフラフスカ(東京オリンピックで体操で金メダル)が帰って来て、新しい民主化されたチェコを造っていく。
「プラハの春」弾圧から50年、犠牲者を追悼 反ロシアデモも チェコ
2019/6/9 風をよむ「天安門事件から30年の中国」
写真が伝える天安門事件 「血の日曜日」に何が起きたのか。
中国では抑えられた民主化運動は、ヨーロッパでは違う展開を見せた。 8月19日ハンガリー北西部のフェルトゥーラーコシュの野原(ショプロンから近く、オーストリアを挟み東ドイツから当時同じ共産圏という理由でハンガリーへは旅行が許されていた)で、人々が将来のヨーロッパを語る集会を催した。「ピクニック」という名が付いていたが、実は後に壁を崩壊する勢いを持っていく、市民による民主化の波(運動)の"走り"であった。ハンガリーとの境界を開いてドイツの市民の脱出を助けていったのだ。
世界遺産 ハンガリー フェルトゥーラーコシュ ヨーロッパピクニック計画
11月9日、東ドイツ政府が東ドイツ国民の西ドイツへの出国の自由を認めたことを受けて(実際には人々が少しずつ国境に押し寄せ、監視し抑えるはずの係員が人々の熱気に押されてなすがままにする他なかった)多くの市民が東西ドイツ分断の象徴である「ベルリンの壁」に殺到し、ハンマーを振るって、壁の撤去をはじめた。このニュースはたちまち世界中に流され、それを見て世界の人々も(私も)感動して涙した。その出来事を追うように 11月17日人々の頭に記憶されるビロード革命が起こった。「プラハの春」と呼ばれたソビエトの共産主義により潰された民主的な社会主義を目指したドゥプチェク第一書記のチェコは、20年という歳月を経て、今度は学生や市民が中心となって民主化を実現していくのだ。それまで表舞台に出れなかったヴァーツラフ・ ハベル(民主化後初の大統領になる)やチャフラフスカ(東京オリンピックで体操で金メダル)が帰って来て、新しい民主化されたチェコを造っていく。
「プラハの春」弾圧から50年、犠牲者を追悼 反ロシアデモも チェコ
そのほか、12月ルーマニアでは、チャウシェスク政権が崩壊した。日本でもオーム真理教の事件や宮崎勤の通り魔事件、高校生によるコンクリート殺人など、きな臭い事件も発生したし、政治スキャンダルもあった。 今日、日本を含め世界では、良くも悪くも防犯(監視)カメラが強力な威力を示している。日本のように事件解決の糸口や被害者を守る道具になっている反面、中国では市民が絶えず監視されている側面もある。アメリカのドラマ「person of interest」は、私の好きなドラマの一つです。 でも、ヨーロッパの出来事を見ると、人々の自由への渇望や民主化へのどうしょうもない衝動が、自分達の手で歴史を作り出してゆくんですね...... ところで、毎年我が家では年越しぞばを食べる風習はないが、3月出石(いずし)で買ったそばと、最近もらった山菜(わらびや竹の子)があって30日の夕食にはじめて作ったら、これがとても美味しかった......。※絵は、1歳くらいの可愛盛りの時の息子(笑)です。
0 件のコメント:
コメントを投稿