今年夏に行われる第27回参議院議員通常選挙では、多くの人が自民党が大敗すると予想する。以前にも言った話ではあるが、もし自民党が下野したらジンクスとしてどでかい大地震が起きる。これは先に既に未曾有の地震(神戸では火災が加わり被害が増加し、東北では津波被害と原発のメルトダウン寸前まで引き起こした)2回起きているからジンクスと言っても妙に現実味がある。
本屋で仕事をしていると見なくても新しい本が本棚に加わると気になってしまう。その中に二つの興味深い本が横に並んでいる。一冊は、「南海トラフ地震の真実」もう一冊は「南海トラフM9地震は起きない」という本である。
YouTubeでは再生回数を獲得したいために否が応でも面白おかしく興味が湧くようなタイトルと映像をぶち込んでくる。この南海トラフ地震に絡んでも結構多くのサイトで取り上げられ、多くは予言という形式で扱っている。例えば今年の7月15日(その時には三十五に誕生日おめでとう、生まれてきてくれて有難うと言うだろうけど)には地球が最後とか、大地震がくるとか、木星の衛星が地球スレスレに飛んできてその引力のせいで広範囲で津波が襲うというようなものだ。
東大の地震学の研究者が将来発生する地震の根拠にしているのが、プレート・テクトニクスという理論である。それはウェゲナーが唱えた大陸移動説に基づくもので、大陸に密接にかかわる海溝のプレートに歪みが起きてそれが原因で地震が起きるというメカニズムであるが、反対を唱えている学者はそれでは中国の四川省のような内陸部で起きた地震は説明がつかないと言うのだ。私がまだ若い頃に竹内均東大名誉教授がNHKの地学講座(当時はまだ地球物理学という名称を使っていなかった)で分かり易く説明していたが、加山雄三も同じく見ていたのを思い出す。
半割れ 南海トラフ巨大地震 もう一つの最悪想定 NHK WEB特集よりResearchers believe there is a 70 to 80 percent chance that a quake with a magnitude of 8 to 9 will occur along the Nankai Trough within 30 years.
(研究者は、30年以内にマグネチュード8から9の地震が南海トラフ沿いで起きる可能性が70から80パーセントある、と考えている。)茅ヶ崎方式 季刊LCT 2025年50号 より
「南海トラフ地震の真実」の著者小沢彗一氏が取材を重ねるにつれて意外な事実に突き当たる。誰しも信じ込んだものが真逆のことだったりする。それはなぜなのか?世の中には利権や既得権益というものがあって、それを守ろうとする人々がいる。まるで競馬の予想屋や占い師のようにまだずっと先の未来を予測して生計を立てている人たちもそうだ。例えば今和歌山の白浜からパンダが中国に返還されている(これには裏話があって、県知事と白浜市長が台湾を訪問するからその嫌がらせにそれだったらパンダ返してくれというものらしい)。そしてそれを憐れむ人たちもいる。ちょうどそんな折に日中議連の面々が中国に渡り、お互いの権益を話し合う中でパンダも議論の中にあったそうだ。安住アナにとってはパンダ、特に楓浜(ふうひん)ら4頭はかけがえのない存在なのだろう。私にとっての三十五みたいなものか。今の時代はもう量子コンピューターの時代に入っているのだが、正確さを出せば不都合な事実も表れてしまうのだろう。先に挙げたプレートテクトニクスという理論に従えば、海底プレートが陸側のプレートに潜り込み歪みを起こす。そのサイクルを元に算出したのが「時間予測モデル」というもので、このモデルが政府や地震予知連絡会が発表している南海トラフ地震に関する想定である。そしてこの連絡会の予算は75億円程度であると言われている。ちょうど先日今後の発生に関する予想を発表したばかりであるが、預言者は既に4月26日に大地震があり大津波の被害に遭うと予言していたが幸い(?)はずれている。
瀬をはやみ 岩にせかるる 滝川の われても末に あはむとぞ思ふ(崇徳院)
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