2025年1月30日木曜日

あなたがいることで 僕がいる

 長時間に渡るフジTVの問題で渦中の中居氏はどんな心境だろうと察してみる。そして港社長自身も。以前現役の頃に当時23歳だったか部下がセクハラ被害にあって直属の係長ということで聴聞(実際には違う呼び名)に呼ばれたことがある。自分の上の上司も呼ばれ、当然加害の部下の男性も、被害者である彼女も呼ばれた。そんなことがあってから部下は異動し、結局辞めてしまった。そんなことがあって、の文言の前には、私と上司で彼女を違う部署に移し男性を直ちに移さなかった、そのことにより不利益を被ったと彼女自身が感じた出来事も起こったのだった。せっかく入った仕事を辞めることについては、本人はもちろんだけど、やはり上司として何らかの心の痛手が残った。辞める前に留学して大学に行きたいとの思いから大学卒業した息子に会わせたこともあるが、もしその時点で彼女が辞めていれば結果は違ったのだろうか?仕事を辞めてから数回食事も行ったし、新たに勤めた雑誌社で記事が気に入られて特選になったと喜んで奢ってもらったこともある。辞める前は好きだったミスチルのアルバムも上げたし、城が出来た後USJにも連れて行っても上げた。二人で「こんな莫大なお金を投資して城作るんやったらもっとすごい事出来たはずやのに」との思いは一致した。気が合ったからカラオケや山登りも一緒に行った。一度体験したUSJのホテルに投宿した際に(会見で港社長が下手な言い訳みたいな話で当時を思い出してしまった)駆けつけた彼女を先に休むように言い、自分はリビングのベンチで寝たことがある。勿体無いとか我慢するとか、彼女が魅力がないからとかいうのでは全くなく、既にセクハラ被害があった部下だからというより、それより以前に既に子供に謝るようなことをしていた自分がいたのであり、変な話だけどそんな自分には守護霊とか分からないけれどいつも(海外行っても)付いているしバリアが出来ているような気がしていた。一緒に仕事から帰った道すがら彼女が「まだ付き合ってるんすか」と心配してヤクザな女と交際しているのかと上目遣いに聞いてきた。頷いていたけど、思い起こせば付き合うべき人ではなかったと私自身が思っていると彼女も知っていたんだろうと思う。この女性については別な私が描いているミステリーに登場する。そして付け加えるとすれば、もう一人50代の女性にもセクハラ被害の相談を受けていた。そしてその女性も被害を受けた側なのに不本意ながら異動し、その後退職してしまった。相手はぬくぬくと生きているし、彼女からは仇を取って欲しいと直接言われているわけではないけど、そうすると約束した。つまりここでわざわざ書いているのは、仮に女性が性被害を訴えるような場面では必ず本人が被害を訴えるだろうし(全く問題ないヒロミが弁解していたのをTVで見た)彼女が相手を信頼しているならば、被害を訴えるなんてことすらないだろうと私は思っているのだ。おそらくだけど、中居事件は既に政治案件になっていると思うし、警察が介入することはないのだろうどんな凶悪な罪であっても。歴代首相の令嬢など何人も今のフジテレビには入社しているという背景もある。

補追;1月30日。上の文面で、付け加えるとするなら、最近YouTubeで10年ぐらいグラドルとか専属でない女子アナを経験したような女性が積極的に顔出しで「裏話」をしている動画をよく見るようになってきた。その話の中で中々女性としては自分の未経験な分野における地位と比較して、逆に相手の社会的地位が高いと、何をされても(特に枕営業等のことが話題となっているから)イヤとは言えず抵抗できなかったと話している。そして今の自分なら(動画再生回数がかなり上っているから)積極的に中嶋Pのような年収2千万男でもバラせる、ただ実名で出すには条件がいるとも話している。一頃米国でme too運動が起こり、エプスタイン事件(大統領や英皇室をも巻き込んだ不都合な事件)があり、日本でも映画やドラマの制作関係者による性被害がそれを契機にして話題になっていることは確かであるが、それでも松本や中居事件は氷山の一角であり、YouTube動画により女性も「発言権」を得てきた状況になっていることは救いになったと言えるだろうか。

 歌&作詞&作曲 by Uru

どんな言葉で 今あなたに伝えられるだろう 

不器用な僕だけど  ちゃんとあなたに届くように

Uru どんな言葉で今あなたに…

明日が見えなくなって 信じることが怖くなって

過去を悔やんでは責めたりもしたけれど

僕を愛し続けてくれた人

もしも明日世界が終わっても 会えない日々が続いたとしても

僕はずっとあなたを想うよ あの日僕にくれたあなたの笑顔が

生きる力と勇気をくれたんだ 星が見えない孤独な夜でも

あなたがいる ただそれだけで強くなれる


目が合えば笑って 一緒にいれば楽しくて

共に過ごした毎日は かけがえのないものだった 

向かい風が冷たくて 忘れてしまいそうになるけど

通り過ぎてきた何気ない日々の中に 僕らの幸せは確かにあった

もしも明けない夜の中で 一人静かに泣いているのなら

あなたが僕を信じてくれたように 次は僕がその手を強く握るから


傷つくことから逃げていた この心動かすのは

弱さを見せないあなたが 初めて見せた涙

いつか僕に話してくれた あなたが描いた未来の中に

僕ら一緒にいられるように

あなたがいることで どんな明日も歩いていける光になるから

星が見えない孤独な夜でも 信じられる 僕らまたこことで

笑える日を

夜仕事からの帰りに夜空を見上げると、オリオンの近くに輝く星と飛行機の点滅が見えた     そして耳に聴こえていたのはこの曲だった。

MC183/konoutawo itosii satoko ni sasageruyo


2025年1月24日金曜日

メディア王 鹿内信隆

  以前息子と信州とかを旅行することになった時に、彼が急に「箱根の彫刻の森美術館」に行きたいと言い出した。もう随分前のことだ。その時彼との話題になっていたのは、「メデイアの支配者」鹿内信隆についてのことだった。鹿内氏は戦後フジサンケイグループを率いて、新聞社等グループの立て直しに寄与した人物だ。彼がその美術館の初代館長になったことで、一度その彫刻の森を見たいということになった。噂に違わず素晴らしい森の中にできた美術館に二人共堪能したことを覚えている。そしていずれその鹿内独裁体制というものを崩していく人間が現れる。それが現会長の日枝久その人である。昨夜仕事から遅く帰ってきてMBSで特番組んでやっていたのが中居を巡る問題が、今やフジテレビの存続問題になっているという事で飲みながら見ていたし、今朝もTV各社が取り上げ報じていた。既に中居個人の問題よりも組織問題に発展しているのだ。

                             彫刻の森美術館のHPより


 昔フジテレビが隆盛を極めた頃まだその息子も小学生でその下の娘もまだ小さかったが、レインボーブリッジを越えてあの「お台場」に連れて行った。当時は「踊る大捜査線」がまだ始まったばかりで、警察の現場と管理職である管理官との軋轢が上手く描かれていて毎週見ていた。また「笑う犬の冒険」も人気があった。局内を見学するとそれらの放送関連グッズがあって買ったことを覚えている。お台場はその後観光人気スポットになった。めざましテレビが朝の人気番組だったように。最近誰かがテレビで湾岸署はドラマやからそんな警察あるわけないじゃん、などと言っている人がいた。ちゃんとありますよ湾岸警察署は。特にタレントがシャブなど薬物をして捕まった時には大概湾岸署に連行されているじゃありませんか。話をその渦中の日枝会長に戻そう。鹿内体制にあって社内に労組を作ったのが他でもない日枝氏である。そして今や百人もいなかったフジ社内の労組が500人になっていて、次回会見では日枝会長が同席することを条件に様々な要求を出している。そして彼を含めて取り巻きの経営陣の総退陣を求めている。日枝氏にはいろんな肩書きがくっ付いている。その一つがフジ・メディア・ホールディングス代表取締役会長兼CEOである(訂正;2017年以降は、取締役相談役という肩書きに変わっている)。おん年87歳。前回話した取締役の重要な役割または責任として「善管注意義務」が存在する。Googleでググると最近AIが解説している。それによると善管注意義務とは、その人の地位や職業において、社会通念上必要とされる注意を払う義務です。とある。

 なんやそんなことかいな、という感じだけど、でもこれが意外に大事なのですよ。つまりこれまで中居問題が発生した時に対応した取締役がそれぞれ適宜十分な対応をしたかどうか、が問われているからです。中居以外にも有名タレントがいたとか、中嶋Pとか連んでいたとか色々社内告発も始まっている。今になって関テレの社長が会談しているのも当時取締役専務だったからです。当時は盤石だったフジテレビ放送網には広告業界から広告を差し止められており、のんびりした取締役の対応に周りからじわじわ締め付けが始まっており、既に存続が危ぶまれているのである(これに関しては、元フジアナウンサーの長谷川豊氏は、広告がACに変わったとしても、経済力豊であり後10年以上は持つと断言する)。

補追;1月27日本日緊急取締役会と2回目の公開の会談が開かれるので注目が集まっている。ここに来てなぜかフジHD(フジメディアホールディングス)の株価が上がっている。これには色々詮索が入るところだけれど、日本年金機構が株の運用を任せている日本マスタートラスト信託銀行が同株式の2600万株で11%以上を保有している大株主となっている点も大きい。ということは、仮に株価が上昇したとしても直ちに売れないということを意味する。なぜなら生保と同じく機関投資家が株価の動向を左右するからだ。特に今日本は外国の投資家が多く入っている。筆頭に位置するのは前回書いた世界の四大投資家の一人ウォーレン・バフェット氏やジム・ロジャーズ氏らである。彼らの投資運用会社が動くと世界の投資家も動く。フジHDは傘下にはフジサンケイグループや日本放送、産経新聞社など多数あるが、特に不動産での利益が大きいようだ。仮にフジテレビが潰れてもびくともしないが、潰せないのは安倍政権で監督官庁である総務省の偉い人が天下っているし、加計学園を思い出してしまうが、日枝会長も安倍さんとはゴルフ友達であるほどに繋がりが深かった。トランプ大統領にしても現総理を呼ぶよりも安倍夫人を呼ぶといった具合だ。前回書いたけど、天下りやお互いの団体の利益を重視するウィンウィンの関係が今や日本の慣習として支配しているのは間違いないと言えるだろう。日本の慣習とは言ったけど、企業が大きくなるにつれて、会計基準が今や世界基準に合わせているように商慣習やその他悪しき慣習までもがアメリカナイズしているのかも知れない。

参考文献;岡芹健夫著「取締役の教科書」....岡芹氏の本によれば「取締役が、会社に著しい損害を及ぼすおそれのある事実を発見したときは、ただちに監査役や監査役会に報告しなければならない。また、取締役がこうした善管注意義務を怠った場合、会社に対して損害賠償義務を負うこととなり、また取締役に悪意(法的には、当然知らなければならない事項をわざと見逃すような行為を許したと考えられる)または重大な過失があった場合には、取締役は第三者に生じた損害についても損害賠償義務を負う」とされる。

 柴田和史著「教養としての会社法入門」….取締役が宝くじを買うことは判例上許されていない。会社に損害を与える可能性が高いと判断されるからだ。(酷いケースでは特別背任が問われる。実際に大王製紙の取締役だった井川意高氏がマカオ等で博打をして会社に多額の損害を与えたとして特別背任で逮捕されている。)それでは株式はどうかという問いがなされている。今フジ・メディアHDの最近株価が上がっている(2月4日は下がった)が、トヨタのような安定株式を比較的長期間保有することは問題ないとされている、と解説されています。

    中川一徳「メディアの支配者」....堀江貴文が当時フジ買収に走り、日枝氏がそれに攻して必死でフジを守ろうとするのであるが、かつては鹿内を追い落とした人間でもあったのが日枝久だった。今回のメディア存続の戦いは、かつてとはまた違う形で次の支配者に襲いかかったと言えようか。

補追;1月28日。昨夜の十時間にわたる会見で中心的な話題は「遠藤副会長(コンプライアンス担当責任者)の耳に入ったのが遅く一大事が社内でも共有されていなかった」「日枝相談役がなぜ出席しないのか。なぜ責任を取らないのか」「渦中のA氏に対して第三者委員会を通じてでも通信履歴や様々な方法でもっと詳細に追求すべき」それに対して、経営陣は「日弁連のガイドラインに沿って委員会の調査が入れば1/23以降は社内調査は出来なくなる」と言ったりしてA氏に対しては調査は終わったかのような態度であった。

 フジテレビ会長、社長が「取締役」としての責任を取って辞任したみたいだが、彼らには日枝さんからとっておきの「天下り」が用意されているだろうし、組織的な犯罪が起きていたと想像できる中でも中居問題が中途半端で警察も動かない点など会場に来た社員や各マスメディアの失望感を誘ったのだと思う。暫定的に社長等のすげ替えで事無きを得ようとする組織の実態は、あの鹿児島県警の問題で見せた本部長や警察庁長官の動きと殆ど同じであり、国民の間にも失望感が漂ってしまうことだろう。取締役の責任は、辞任したからといって消える訳では無いということは当事者は肝に銘じるべきだと思う。

補追;2月2日。中嶋Pが自宅謹慎中らしいわと姉がどこからか仕入れた話を言う。自宅にはいないやろう、妻も子供もいるのに、ホテルか愛人宅かとオレは話す。それにしてもフジTVの記者会見で社長が、ケータイの内容も調べましたが問題はなかったと話したが、それであれば謹慎中や1月30日付で人事局付というのもおかしい。本人の意に反してなら労基法違反になるし(既に本人も部下に対して労基法違反してるから相殺か?)記者が聞きたかったのは組織の関与があるのかなかったのか、だから彼が口を滑らすことがすごく問題になってきているのだろうなぁ。

2025年1月23日木曜日

半沢、大丈夫か?それで 2️⃣

  以前取り上げた三菱UFJ銀行の不祥事を再び取り上げる。最近までこの銀行は、東京三菱UFJ銀行であった。それが一時は国内で最優良の東京銀行が衰退したのか知らないが、現在の名前に変わった。これには何か世間の知らない別の問題が隠されていると思ってしまうが、ここでは取り上げない。前回はUFJ銀行の前身は三和銀行であると言ったし、その時にも前代未聞のオンライン詐欺事件が起きているのであるが、バブルがはじけて以降再編の動きが加速して日本のかつての6大銀行は、今や再編しまくって見る面影も無いくらい。宝くじの登録金融機関はみずほ銀行であるが、かつては当時日本一の銀行だった第一勧業銀行だった。そのみずほも三つの銀行が統合してズタズタになったのかオンラインでの不手際が続き、宝くじが無ければ魅力もない。その話は一度「ポストモーテム」で取り上げたので略する。

 警察の好きなキャッチフレーズに「安全・安心」がある。でもこの神話も少しずつ崩れつつある。それは警察庁主導で決められたサミット等の各種警備を要する行事や都道府県警の各警察が主導で捜査すべきことが伺いを立てる悪しき風潮が阻害しているからだ。それはグリコ・森永事件(警察庁指定114号事件)から引き継がれている。この事件は2府県以上にまたがるような広域性を伴う事件が機動力と速やかな情報共有が必要なために指定されたものである。ところが、事件解決にはそのために様々な障壁が生じて指揮系統に齟齬が生じた事により未解決になったことも事実である。今回の三菱UFJ銀行でも垣間見れる。40代の女性行員であり事件当時管理職にもあった人物が顧客が預けた金塊を「盗んで」古物業者に預けて金印を取得するという極めて特殊な「知能犯的な」事件であり、捜査三課ではなく、捜査二課が動いた。

 捜査二課が動く事件は、選挙に関する事件。贈収賄事件(汚職の最初の文字からサンズイと呼ばれる)その他知能犯事件は代表的なものは、詐欺、背任、横領である。この事件に動いた理由としては、最初から「横領」を疑ったからに他ならない。無免許のような道路交通法でさえ、事故をともなえば誰しも日常的に頻繁に行われる行為には「業務上」が付き、業務上過失致死や業務上過失傷害などの刑事責任が問われる。今回も、銀行の行員である株式会社の社員(会社法でいう取締役には「善管注意義務」というものが付き纏うが、それは次回に取り上げます)が業務上横領事件を行ったのは、銀行にとって由々しき事態であったのは十分想像できる。それで半沢頭取が警察に相談したのだろう。あと一つ見逃せないことは、各銀行には銀行協会があって機能しており、警察と連携し、例えば組織犯罪のマネーロンダリングに利用されたり、脅迫的な融資を迫ったりし易いので防犯的に結びついている。よって警察から銀行へ天下りすることもある。

 「窃盗事件」であれば、その行員一人のせいにして組織性が緩和されるが、「業務上横領事件」であるとか、銀行という企業体に損害を与えるためにわざわざ内部の資産を食い潰したような背任行為になれば、上部機関である金融庁にも報告し難いのである。捜査二課からすれば、面子丸潰れである。「ブラックボックス」のところでも書いたが、一度上層部が決定してしまえば、中々覆すことが容易ではない。刑事部長や所属長である捜査一課長から命じられたら抗し切れない。今の中居問題と似ているが、山口敬之氏の問題も同じである。いわゆる事件をもみ消すことも可能である。頭取が相談して「窃盗」となった今回の事件は果たして公判維持が上手く進むのだろうかと心配になる。まず起訴する東京地方検察庁がどう判断するのか気になる。

 「業務上横領」そのものが分かりにくいという方のために一つの事例をご紹介しよう。これは実際に日本マクドナルドで起こった事例である。ある人が奈良県内の店内で財布を落とした。リュックの上部が空いていたために抜け落ちたと思われる。遺失者は直ぐには紛失には気付いていなかったものの、数日して店に問い合わせて店員が拾って財布が無事だったことが判明する。その時店員はこう遺失者に告げた。「その財布は、一度金庫に収納しておりましたが既に店長が警察に届けたようです」と。ところが管轄の警察署の会計課では当該拾得届を受理していなかった。今度は警察が遺失者にいう「お店の店長とお話をしてくれませんか?」と。腑に落ちないと思いつつ店長と会うと「届け出ようと車の助手席に紙袋と一緒に置いていたんですが、どうやら一緒に捨ててしまったようなんです」。この話あなたは信じますか?例えば刑事事件として捜査していれば、ガサ(捜索)していれば店長の自宅からその財布は見つかったかも知れない。店長の上部責任者はエリア責任者である。その方の立ち合いで両者示談が成立した。この遺失者にとって大事な忘れ難い財布が、現金という解決金(中居氏の場合は解決金は多額だったが)に変わってしまった。本当のところ彼が欲しかったのは、その財布の中の現金やクレジットカードではなく「イチロー選手の記念のスタバカード」だったかも知れないし、その辺では決して売られていない財布それ自体だったかも知れない。

※上記事案では遺失物横領ではないかとお前は質問するかも知れないから、断っておくね。既に店の店長という管理責任者が保管しているから、店内でお客さんが拾ってポケットナイナイしたのと違って(その場合には遺失物横領が成立する)、横領事件になるし、業務上が付くのです。

        ユニバーサル・スタジオ・ジャパンの公式HPより
 

 先ほど警察の天下りの話をしたが、それについても一つ触れておきたい。ディズニーランドと並んで日本の外資系のテーマパークとして誰もが一度は訪れたことがあるUSJで実際にあったことである。「それってUFJ銀行を、USJっていうから」なんて言う、かまいたちの漫才を思い出してしまうが、ここでも被害者が登場する。園内を入るとしばらくしてコインロッカーがあってそこに財布などの貴重品を入れたバッグを預けることが出来る。そのコインロッカーに預けたゲスト(お客さん)から複数被害が警察に届けられた。毎日同じ人が来ないから、ほぼ毎日のようにそんな被害があったことが予想されるが、中には「お前の勘違いやろ」「私確かにこのロッカーに入れた財布に現金5万円入れといたんよ」「もう、勘違いやろ、なんでそんな大金持っとんね、おかしいやろ」などと夫婦喧嘩になって離婚に発展した夫婦もいたかもしれない。ところがそのロッカーの辺りには一台も防犯カメラが設置されていない。つまり盗まれたが最後一生出てこないのだ。手口は例のUFJと同じでマスターキーを使用したものだ。被害者はたくさんいても、UFJいやUSJはコメントは出さない。なぜならおそらくそこを巡回するのは警備員と分かっていたのだろう、それを公表してしまえば内部犯行の誹りを免れないからだ。ここでもOBに相談したりしたはずだ。何せ園内でトラブル事が起きたとしても絶対制服の警察官は入れない。もしどうしてもそんな事気にしないで楽しみたいなら、コインロッカーだけは利用せず、暗いところではスリに気を付けて、夕方から入って半日楽しむパターンでエンジョイして下さいね。ドンキーたちがあなたを待ってますよー♪

2025年1月13日月曜日

Air Crash 2024 そして2025

  2024年は、航空機事故で始まり、航空機事故(韓国チェジュ航空機の大惨事)で終わりを告げた。以前Facebookでブログをしていた頃ボーイングの度重なる大事故を取り上げた事がある。ちょうど新型コロナが世界で大流行の兆しを見せ始めた頃だった。ご当地のアメリカでも読んでもらいたいと思えば有料なら宣伝出来る。でもあっさり却下された。ベトナムで行われた韓国人兵士による女性に対する集団性加害ダイライハンの問題を取り上げても却下。アメリカで当時インフルエンザが大流行しているのを見て、既に渡航者がCovid-19に感染し拡大している可能性があると言うと、中国人のコメントが入り否定するといった具合で、結局投稿を止めてしまった。

 前置きが長くなったが、当時取り上げた航空機事故はマレーシアとアフリカで続いて起きたボーイング787MAXという機種の事故で、明らかに欠陥だろうと予想されるものだった。

ボーイング787MAXの事故

 ただエチオピアのアディスアベバ空港で搭乗しようとした弁護士の男性が搭乗に遅れた関係で、止められた空港職員に食ってかかり拘束されそうになった事がある。しかしその男性は事故に遭わず死なずに済んだ。この時の事故を扱った本が最近出ていることを書店で見つけ知った。外国の人だけどちゃんと調査して追求している人がいるんだなぁと、ちょっと嬉しくなったから早速購入した。


 飛行機(正確には旅客機)に乗るのに我々は登場する機種や時間などを選べない。仮に数時間延ばしたとしても、安全性が確保されたわけではない。つまり運を天に任せるほかないという事なのだ。以前定年退職して一段落した時に息子とアジア旅行を計画して4カ国を訪問したことがある。最初息子が「ええ?飛行機に乗るんかよ」と乗り気ではなかった。私も同じで搭乗が好きではない。仕方なく乗って、それからトランジットを含み9回も飛行機に搭乗したら、流石にもう諦めたのか何も言わなくなった。行く前の計画段階でエア・アジアの飛行機が落ちたニュースがあり、キャンセルを申し込んだらダメだと言われた。まあ結局ベトナムのホーチミンにあるタンソンニャット空港からニャチャンに飛んだが無事だった💦

 韓国の友人に年始の挨拶を送ったら、あの韓国のチェジュ航空に数日前に乗って帰国したとあった。我々は外国から本国若くは外国に行くには飛行機(仮に大谷や前澤のようなプライベートジェットにしても)か船を利用するしか手段がない。だからこそ安全性が一番であり、誰もが信頼して乗るのだろう。これは道路のような交通機関であっても同じで、それを「信頼の原則」と呼ぶ。まさか彼はこんなことをしないだろうと思って二人きりになったらその女性に襲いかかってきたら洒落にならない。恋愛関係なら別だけどね。

 ところで、最近また「ハウルの動く城」が放映されていた。宮崎映画には航空機が登場する。この映画でもハウルが空飛ぶ航空母船に向かって人殺しの奴らだと吐き捨てるシーンがある。誰かがこの映画の特徴として若いソフィーが自分の顔が醜いと感じており、荒地の魔女から90歳のお婆さんに変えられた時に初めて自分自身の素直な心を取り戻したのだと言ってる人がいた。その時々のシーンでお婆さんになったり、若いソフィに戻ったり、50代のソフィになったりもする。そしてハウルを失いそうになった時に必死になって「未来の場所で待っていて、必ず行くから。」と(25歳の?)ソフィは、ハウルとハウルの心臓の動きをするカルシファーに想いを寄せながら未来に駆けていくのだ。母親がソフィを裏切るシーンもある。自分を変えた魔女のお婆さんが魔力を失ってからは大切に扱っていたり、この映画には昔見た時とは違う要素を発見したりしたし、意外なシーンに涙した。国王が戦争を終結する決断をするが、その時に傷ついたハウルもソフィの献身的な愛で癒されており、ホッとする。いつも溜息ばかり付いているソフィにおばあちゃんも「あなた恋してるわね」と揶揄う。そしてそんなソフィもハウルを愛する自分自身にようやく気づくのだった。ハウルは言う。「ぼくはもう十分逃げた。ようやく守らなければならないものが出来たんだ……………。君だ。」

キムタクがジブリパークを語る



MC183 / sekaijyuga siawaseni narimasuyouni



新中東戦争のゆくえ