2025年4月28日月曜日

自民党、下野する?

  今年夏に行われる第27回参議院議員通常選挙では、多くの人が自民党が大敗すると予想する。以前にも言った話ではあるが、もし自民党が下野したらジンクスとしてどでかい大地震が起きる。これは先に既に未曾有の地震(神戸では火災が加わり被害が増加し、東北では津波被害と原発のメルトダウン寸前まで引き起こした)2回起きているからジンクスと言っても妙に現実味がある。

 本屋で仕事をしていると見なくても新しい本が本棚に加わると気になってしまう。その中に二つの興味深い本が横に並んでいる。一冊は、「南海トラフ地震の真実」もう一冊は「南海トラフM9地震は起きない」という本である。

 YouTubeでは再生回数を獲得したいために否が応でも面白おかしく興味が湧くようなタイトルと映像をぶち込んでくる。この南海トラフ地震に絡んでも結構多くのサイトで取り上げられ、多くは予言という形式で扱っている。例えば今年の7月15日(その時には三十五に誕生日おめでとう、生まれてきてくれて有難うと言うだろうけど)には地球が最後とか、大地震がくるとか、木星の衛星が地球スレスレに飛んできてその引力のせいで広範囲で津波が襲うというようなものだ。

 東大の地震学の研究者が将来発生する地震の根拠にしているのが、プレート・テクトニクスという理論である。それはウェゲナーが唱えた大陸移動説に基づくもので、大陸に密接にかかわる海溝のプレートに歪みが起きてそれが原因で地震が起きるというメカニズムであるが、反対を唱えている学者はそれでは中国の四川省のような内陸部で起きた地震は説明がつかないと言うのだ。私がまだ若い頃に竹内均東大名誉教授がNHKの地学講座(当時はまだ地球物理学という名称を使っていなかった)で分かり易く説明していたが、加山雄三も同じく見ていたのを思い出す。

  半割れ 南海トラフ巨大地震 もう一つの最悪想定 NHK WEB特集より


 Researchers believe there is a 70 to 80 percent chance that  a quake with a magnitude of 8 to 9 will occur along the  Nankai Trough within 30 years.

(研究者は、30年以内にマグネチュード8から9の地震が南海トラフ沿いで起きる可能性が70から80パーセントある、と考えている。)茅ヶ崎方式 季刊LCT 2025年50号 より

 「南海トラフ地震の真実」の著者小沢彗一氏が取材を重ねるにつれて意外な事実に突き当たる。誰しも信じ込んだものが真逆のことだったりする。それはなぜなのか?世の中には利権や既得権益というものがあって、それを守ろうとする人々がいる。まるで競馬の予想屋や占い師のようにまだずっと先の未来を予測して生計を立てている人たちもそうだ。例えば今和歌山の白浜からパンダが中国に返還されている(これには裏話があって、県知事と白浜市長が台湾を訪問するからその嫌がらせにそれだったらパンダ返してくれというものらしい)。そしてそれを憐れむ人たちもいる。ちょうどそんな折に日中議連の面々が中国に渡り、お互いの権益を話し合う中でパンダも議論の中にあったそうだ。安住アナにとってはパンダ、特に楓浜(ふうひん)ら4頭はかけがえのない存在なのだろう。私にとっての三十五みたいなものか。今の時代はもう量子コンピューターの時代に入っているのだが、正確さを出せば不都合な事実も表れてしまうのだろう。先に挙げたプレートテクトニクスという理論に従えば、海底プレートが陸側のプレートに潜り込み歪みを起こす。そのサイクルを元に算出したのが「時間予測モデル」というもので、このモデルが政府や地震予知連絡会が発表している南海トラフ地震に関する想定である。そしてこの連絡会の予算は75億円程度であると言われている。ちょうど先日今後の発生に関する予想を発表したばかりであるが、預言者は既に4月26日に大地震があり大津波の被害に遭うと予言していたが幸い(?)はずれている。

瀬をはやみ 岩にせかるる 滝川の  われても末に あはむとぞ思ふ(崇徳院)

4月26日久しぶりで08あったわ かなり抵抗されたけどな。 


MC183 / Itsumo kutibiru kansousasenyouni siiya


2025年4月14日月曜日

対島の海に沈む

  見出しは、JA職員であった窪田新之助氏が昨年発表したノンフィクション「対島の海に沈む」(開高健ノンフィクション賞受賞)である。毎年JAで「優積表彰」を受け続けてきた対島農協の実績トップの職員である西山義治(44歳)という男性が突然、飲酒会合の帰りの早朝車を運転中に駐車場のストッパーを越えて海に真っ逆さまに突っ込み死亡するという事故シーンから始まる。

 彼西山は良く「年収はプロ野球選手並み」と豪語していたという。作者は自分がJAにいて、どうしてこんなにも自分一人で数字を叩き出してこれたんだろう?もしかして一人の仕業ではないのかも知れないと疑念を持ち始め、彼に関して資料を集め、ついに自ら対島の地を踏むことにする。

 JAというのは正確には総合農協の意で、全国で1036万人の組合員がいるという。そしてJA共済連の総資産は、57兆6870億円で国家予算の半分を示している。彼が「実績」を作り出すには、架空の名義人とその印鑑が必要になる。その架空名義人が作り出した共済保険契約は膨大なもので、支払われた虚偽の申し立てにより振り込まれた共済金は彼が作った口座へと振り込まれるシステムになっていた。ただ失敗だったのは、正規の契約者が申立てた共済金にも手を出してしまったことである。十分過ぎる資金がありながら、その辺で既に奈落の底へと駆け落ちていたのかも知れない。良く選挙で町ぐるみ村ぐるみで不正が問われた事例を耳にするが、これは彼一人で作り上げたいわば王国みたいなものだった。


 最近ドクターヘリが対馬で急病人を回収して飛び立ち、対島の海で墜落し、6人のうち患者と医師ら3人が死亡する事故があった。まさに対島の海に沈んだのだった。


         画像は、日テレニュースより

 世の中には色々な不正がまかり通っている。4月13日様々な問題を残しながら(案の定大雨と人の多さ、トイレ使用不可等で不満が噴出)開幕した万博での中抜き工事。これは手抜きというより、いわゆる土建業界で当たり前の慣習になっている下請制度のことである。東京五輪でも然り。大手企業が受注すれば、その子会社、孫会社に請けさせ工事丸投げの中で莫大な中抜きが発生する。その万博で一際目立つ大きな木のリング。フィンランドからパソナの竹中こと李平蔵(小泉内閣で経済財政政策担当など)が兄のミサワホーム会長と組んで木材を輸入し344億円もの木造リングを完成させ巨額の利権を得ているとネットでは騒がれている。JAと並んで日本の闇を追求している人は郵政民営化も問題にしている。アメリカはプラザ合意の際にも日本に対して構造改革を盛んに迫っていた経緯がある。小泉内閣(竹中大臣)が使命のように成し遂げた郵政民営化も実はアメリカの意に沿うものだった。日本の貯め込んだ資産がアメリカに流れたと言われている。もし自国民のためだと言って他国に利する行為を行なっていたのだとしたら昔風でいうなら「国賊」と呼ばれても仕方ないであろう。

 話は戻るが、JAグループの中でも信金のような金融機関の存在が、農林中央金庫、略して「農林中金」である。組合員から集めた貯金を外貨建ての金融商品に投資し、売買益や利ざやで稼いでいる。2023年度の貯金残高は108兆3824億円に達するのだ。先ごろトランプ関税が仕掛けた際に、目立たないような動きが日本からあった。それは日本のある機関投資家が米国債を大量に売ったが、他国もその流れに乗り、米国債は短期間に暴落した。信任が強いドルも売られている格好である。ちょうどその後に90日間の猶予を相互関税に与えるという発表に繋がったのだった。この機関投資家は一部では農林中金だと言われている。まさか政府が後押ししたとは思えないが。農林中金は、外債による運用損益で昨年秋に最終赤字が5000億円くらいになると予想していたが、今年になり3月期の最終損失を、その4倍である1兆9000億円になると修正発表し、奥和登理事長が責任を取って辞任している。

 これだけ巨額だから今農林水産省が調査に乗り出してはいるが、先のJA職員の個人の不祥事もそうだが、特別背任あるいは背任の疑いがないわけではない。個人は被疑者死亡だからという理由でも捜査はすべきで、周りの団体あるいは黙認した人間の責任も追及されなくてはいけないだろう。

 長期金利の指標である10年物米国債利回りが、1月(就任時)4.5%程度だったものが、トランプ関税の影響下で逆に3.9%を下回り、今週は急に4.3%に急上昇した。米国債もそうだが、信任が高いドルも売られている。こうした有価証券などの値動きが不安定化する中、元FRBのイエレン氏も今の政府による反グローバリズムの政策を非難し始めた。トランプの周囲では株や債券やデリバティブ等インサイダー取引の疑惑を追及する声も出ている。今後の90日の間に世界のグルーバル経済について、これまでになかった動きが出てきそうだ。ベトナムの中国離れなどの動きがそうであるが注目する必要がある。

MC183 / satoko muri sentoitena


2025年4月8日火曜日

鏡の中のあなた identityとは?

  identity私は誰なのか」という問いかけで言われる言葉がアイデンティティだが、今日本の法制度で議論されている一つが「夫婦別姓」を認めるのか、あるいは選択できるようにしてはどうか、を法制度化するということだけれど、そこに学者が入って、例えば旦那の氏を妻も名乗れば、古き日本の家父長制の復活をイメージさせると反対している。それなら尚更「夫婦別姓」を選択できるようにしたらどうか?私は、三十五がもし自分の伴侶となった場合、彼女の本来の戸籍上の氏を「襲名」すべきと思っている。例えば、昔自分の仕事を選択するに際し「綾小路」という人の影響を受けたことがある。それは元々彼女の姓だったのか、それとも夫の姓でそうなったのかは知らない。彼女が戸籍上その氏だとして、夫が田中や佐藤だったらどうだろう?そういうことなのだ。生まれる子供は選択できないが、結婚すれば選択出来る。離婚して私の子供は皆女性方の氏を名乗っている。稀有な苗字だったからだ。仮にもし法制度化されなければ、「内縁」でもしょうがないじゃないかと思っている。私は三十五の戸籍氏を守りたい。成長して、結婚したから夫の氏に変更しなくちゃいけないなんてナンセンスだと思う者だ。

 昔三十五と一緒に映画「ボーン・スプレマシー」という映画を観に行ったことがある。その映画はボーン・シリーズの第二作目で作品の中では一番完成度が高い映画と言える。ボーンがCIAのエージェントで、ある極秘のプロジェクトを遂行する際に自らも仲間から生を剥奪されようとして、「自分自身が誰なのか」分からなくなるという状態に陥ってしまう、そこからストーリーが展開し、やがて自分自身の本名を上司から教わる。

          写真は、www.alamy.com より


 今世の中でトランプという王様のような男が一人いて、下着姿で危なっかしいが誰もそのことを指摘しないし、出来ない。そして唯一自分の目の前に立って踊っている男がイーロン・マスクという男だった。彼は今世界一億万長者というお墨付きを与えられてはいるが、彼のせいで、大統領の椅子も居心地が良くない状態になっている。そこでトランプという王様は、こう言うのだ。「あいつ下着姿じゃないか、誰も言ってやらないのか?もうたくさんだ!見せしめじゃないぞ!彼を早く降ろさないとダメじゃないか」という一言でマスクという男は壇上から降ろされてしまうのだった。何か寓話でも観ているようだが、それは実際に鏡を見て自分の姿を見ているトランプ自身に他ならない。ただ彼は鏡を見て自分の姿と気が付かないに等しい。シンプソンズという漫画がアメリカにはあってその内容は予言的であると言われている。その中では、既にトランプは棺の中にいるのだ。「鏡の中の姿」はあなた自身です。

 トランプ関税が中国には100%を超えた(4月23日現在145%だが、徐々に下がっていくだろうとトランプが発言)。波及効果はしかしトランプ自身にも襲いかかるだろう。現に中国はアメリカにレアアースの輸出を禁止した。前回の「世界秩序が変わるとき」の中で著者は、「トランプは平然とルールベースの国際通商フレームワークを破り、国際協調を乱し、あろうことか新自由主義の司祭であるFRB議長を公然と批判し、利下げを要求したのです。」(163ページ)ただそうは言ってもFRBは独立機関であり、パウウエル議長はその声を聞き流している。逆にイーロン・マスクが関税撤廃を直訴するに及んでいる。(4月9日ニュース)それは自動車が影響を直接被っているからである。私はあくまで私見であるが、トランプが勝利して女性大統領が誕生しなかったのにはかなりの部分でイーロン・マスクがいたからだと思っている。その最たるものは、テイラー・スウィフトが絡んでいると思うからだ。彼女は米国で一番人気の歌姫であり、彼女がもしカマラ・ハリスを応援したら女性大統領が決まっていただろう。応援しなかった(何もしなかった)というところが不思議でもあったが、かなりの額のmoneyが動いたということなのだろう。

 そしてアメリカ国民は選んだ新大統領にかくも深刻に翻弄されることになったのだった。

今朝のニュース(4月13日補追)トランプ関税のうちスマホやPC等の精密機器は関税から除外を発表。やっぱりこれは、AppleのCEOから困ると直訴されているはず。(インドに比重を移しているけど、まだ一部中国ではホンハイが製造している)ただボーイングは中国に工場を持っている。IBMもとっくに中国産レノボに変わっている。困るのはレアアースに100%以上関税かけられるアメリカだろう。佐渡沖に石油が埋蔵されてるらしいけど、日本よ早くレアアース開発すれば?


2025年4月1日火曜日

歴史は繰り返す

  齋藤ジン氏の「世界秩序が変わるとき」を読んでいる。去年の暮れに立ち読みした時に良い本だなぁと思ったが、2ヶ月したらもう第四刷になっていた。彼女の顔は、昔よく聴いた「雨の物語」のイルカに似ているが、頭脳はかなりのレベルみたいだ。よくテレビのコメンテーターに国際弁護士の誰々とか米ハーバード大とジュリアード音楽院を首席で出た才媛だとかいるが、このような女性が世間で注目を浴びるのは最近になってからかも知れない。昨夕は女子アナに手を出したタレントを組織がかりで擁護して、そういった体制を問題視する社員は全て左遷するフジテレビの体質を改めて指摘し、しばらく広告が付かないことが予想されるが、それだったらいっそのこと総務省も放送事業を剥奪したらどうかと思うが、既に総務省出身者や歴代総理の御息女がフジテレビでいる有様に如何ともし難い現実を見てしまうのだが、才媛なら一刀両断してもらいたいところだ。

 アダム・スミスの言葉で「神の見えざる手The market knows best.というのがある。これもGoogleのAI検索によれば、「市場経済において、各個人が自己の利益を追求すれば、結果として社会全体において適切な資源配分が達成される」ことをいう。国家の役割は、個人や企業が自由に追求できるような環境を整えるだけに限られるとし、「自由放任主義」と名付けられていた。しかしそれは、20世紀初頭まで(日本では、日清戦争や日露戦争、1914年には第一次世界大戦が起きた)で、資本家対労働者の対立、格差が広がり、大国の植民地主義が問題になり、取って代わって現れたのが「新自由主義」である。

  

 新自由主義と名付けられているが、現代より100年も前に誕生しているのだ。そこでは、しかし特権階級と政府が結び付いており、そんな格差やら差別のある状況からの脱却のために民主主義社会が定着した事になる。1929年にはご存知のように世界大恐慌が起こり、およそその後の10年間は世界は不況に苦しむ事になる。そんな世相だからこそ、たまには楽しい自由を謳歌したいと思うのは現代と同じ。二刀流で持て囃されている大谷と比較されているのが、当時活躍して熱狂的な支持を受けたベイブ・ルースだった(写真は、ダンロップのCMから、ベーブと翔平)。ただもう100年後には超人が誕生していると、彼も隣の翔平を見たら思うでしょうね。それに二塁から三塁を狙う盗塁は当時はなかったでしょうしね。敬遠されても彼は直ぐに二塁に走ってしまえる。今年は大谷も夏までには登板すると期待されてるから、ちょうど日本の今は、中国が仕掛けた半導体関連で株価が落ち込み、トランプ関税で叩きのめす状況だから、何とかドジャーズ17番のさよならHRでそんな状況を吹き飛ばす効果を狙っているでしょうね。気を紛らすと言えば、昨日(4月3日)台湾の作家高妍のコミック「緑の歌」を読みはじめた。日本の漫画とはどこか違う風を感じるから、書店で見つけてどうしも読みたくなってしまった。緑は麻雀で緑一色って集めたくなる役牌があるけど、リュという主人公の女性の生き様を描いているが、みずみずしいし、ところどころ出てくる日本の音楽を聴きながら夜寝る前に手に取って読んでしまう。

出典;文春新書刊「世界秩序が変わるとき〜新自由主義からのゲームチェンジ」齋藤ジン著

MC183 / satokoga hitorininattemo itsumosobani iruyo