現在ロシアが北朝鮮の兵1万人併せて約5万人の兵を動員して、ウクライナ領内に入り戦闘態勢に入っている。しかし一度は敗走したかに見えたウクライナ軍の戦術は、逆に小高い場所からロシア軍を迎え撃つという戦況により日に日にロシア軍の不利な状況になっている。合わせてドローン攻撃、アメリカから供与を受けたF16戦闘機や数々のミサイル兵器がロシアの最前線の兵士を襲う。最前線でウクライナが予め敷設しておいた地雷攻撃に遭っているのは北鮮の兵士だったりする。誰だって(小学生だって分かる)道路を真っ直ぐ進めば敵軍の攻撃の的になっているなら、取り敢えず退避するか、指揮官は戦術を変えて運用するだろう、そう思うがそうはならずに装甲車や戦車がやられたとしてもめげずに直進して攻撃に遭っている。
これは既に別の戦線で負傷した兵士をそのまま使ったとしてかなりのロシア兵が敗走したり、戦列を離れる動きを見せているのと時を同じくしている。上官に不利な戦況を伝えると、一笑されて事実を受け入れられずに進軍を続けているのだそうだ。ほんまかいな?と関西弁で思ってしまう出来事が、今ロシア(或いはウクライナ)の最前線で現実に起こっているのである。以下のyoutube動画に詳しい。
今私が読んでいるのは、渡辺惣樹の「誰が第二次世界大戦を起こしたのか」という本。この本は時のアメリカのフーバー大統領が職を辞してからまとめた「裏切られた自由」によるもので、翻訳者の渡辺氏が解説している。日本が真珠湾攻撃した時には既に敵であるアメリカに機密情報が傍受されており、日本の動きが全て察知されていた。当時の歴史的な事実や裏話が最近よく本になっている。「真珠湾諜報戦秘録」もそうだ。つまり日本の連合艦隊は当時択捉(えとろふ)島の単冠(ひとかっぷ)湾に集結し、太平洋戦争の初戦を勝利に導くよう画策していた。しかし現実には日本の動きは既にアメリカ側に察知されていた。
昨年の10月7日(ゴジラ誕生と同じ年の私の誕生日と同じ、プーチンの誕生日でもあるが💦)ガザ地区に陣地を構えるハマスが仕掛けたイスラエル攻撃を、モサドが早くから察知していたのとよく似ている。つまり先制攻撃を仕掛けさせることにより、国民に反戦感情を超えて敵に対する参戦に導くやり方だ。それはルーズベルト大統領も行ったということだ。
イスラエル軍のその後の一連の動きを見れば分かる。「先制攻撃」じゃないか?ずっとそう思っていた。日本軍に対してもそうせざるを得ない状況を作り出していた。
「ハル・ノート」は日本に対する最期通告であるが、それまでもワシントン条約などで不平等な状況を作り出して日本が国際連盟を脱退したり孤立化を図っていた。当時アメリカ国民は、第一次大戦に参戦した結果多くの戦死者を出し、その結果厭戦気分になっていた。英仏が対独戦をしたことで兵器商人が儲けたらしいが、ソ連やドイツとは戦えないなら日本が残っている。そして実際に歴史はそのように動いてしまった。フーバー元大統領はルーズベルトのそのような行動やどのようにして日本に対して参戦していったかを明らかにしたかったのだ。
今世界で行われている紛争は、言ってみれば壮大な「戦争ごっこ」なのかも知れない。
追補;来年1月20日にトランプ政権が発足するについて一つだけ気になることは、cop29(本年11月11日から22日までアゼルバイジャンで国際会議が開かれる)を離脱することを表明していること。つまり地球の生命や自然という本来人間が守るべきことを優先しないという表明と同じということだ。
参考文献;渡辺惣樹「誰が第二次世界大戦を起こしたのか」草思社発行
マーク・ハーモン、レオン・キャロル・ジュニア共著「真珠湾諜報戦秘録」原書房、本年10月31日発行。
MC183 sekaijyude ichiban taisetsunahito wa 35 desu「三十五が安心して歩けるようにそばについててあげるね」右側に。
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