ほんとに久しぶりにGoogle Earth をやってみた。ちょうど気になっていた事柄を地図で確認したかったから思い出したのだ、あの地球儀を。
場所は、南アフリカのある場所。具体的に言えば、「マリカナ鉱山」。なにそれ、どこ?まあ日本人やインド人、欧米の人は楽しめるけど、中国では Google は見れない。Google mapも。だから北京とか香港とか行ったら、maps.me などのソフトをあらかじめ用意していかないといけない。Wikipediaによれば(最近ではgoogle 検索と同じくらいポピュラーで、誰しも一度ならずお世話になっているはず)「マリカナ鉱山」は、イギリスの鉱物資源メジャーであるロンミンが運営するプラチナ鉱山である…..。次の文章は Thomas Piketty の本“CAPITAL”の一説。
On August 16, 2012, the South African police intervened in a labor conflict between workers at the
Marikana platinum mine near Johannesburg and the mine’s owners: the stockholders of Lonmin, Inc.,
based in London. Police fired on the strikers with live ammunition. Thirty-four miners were killed.
As often in such strikes, the conflict primarily concerned wages: the miners had asked for a doubling
of their wage from 500 to 1,000 euros a month. After the tragic loss of life, the company finally
proposed a monthly raise of 75 euros.
要は南アフリカの鉱山では、賃金をめぐる労使の対立があり、警察が出る騒ぎになってしまい、最初に34人の犠牲者が出てしまったのである(その後犠牲者は増える)。今から10年も前の話だけど、これは。
イギリスはフランスやオランダなどと同じく世界中に植民地があって、南アもその一つだった。(ここでは書かないけど、ウイルスも人が渡航するとその人のルートで移動する)。
ノーベルは火薬を発明したけど、羅針盤を利用して人間は船を使い海を渡って外に出ることを知る。航海により貿易を始め、香辛料と毛織物などが交換されたりできるようにもなったし、鉱物資源を発見してエネルギー源を確保できるようにもなった。その中では銀が貨幣の代わりをするようにもなった。境界線を引いたり、海洋大国が世界を制覇した時代だった。私が大学の時に二百浬(海里)という国際的な取り決めがなされた。その後1994年に発効された国連海洋法条約(正式には海洋法に関する国際連合条約)は、その二百海里や最近ニュースでよく使われる「排他的経済水域」や接続水域24浬(カイリ)などが規定されることとなった。きっと地理に詳しい小学生なら不思議に思うはずだ。つまりエチオピアやモンゴル、オーストリアなどの内陸の国には海がないのにどうして?でも国際法は、そんなの関係ないという訳だ。大学生の時に何という矛盾なのかこの条約は、と思ったものだ。
それでさっきの南アがどの位置か分かったら、今度はオランダのマウリッツハイス美術館に飛びたいと、Google Earth を動かすと、すぐに目的地に飛んでくれる。「実に」便利で優れたアプリだと思う。この美術館にはフェルメールの「真珠の耳飾りの少女」という絵画が展示されている。私はフェルメールの展覧会に何度も行ったけど、彼が1600年代の航海時代(日本は江戸時代)に生きていた人と知って驚いたことがあった。1653年(過去に飛んで歴史を検索するアプリがあってもいいよね)は、レンブラントが47歳で、フェルメールが20歳だった。
補追;最近(2023.3.1)ハマっている動画 Paris Promenade では、オランダの美術館を案内してくれます。
もし宇沙子がそばにいたら、一緒に地球を巡って楽しんでいるだろうなぁ…。え?誰だって?ああ宇沙子(ウサコ)か、それはもう一人の私が描いている創作(初めてのSF)上の人物ですよ。三十五と同じ人なんだけど、そうだなぁ一緒にオランダに行って絵画を見たり、ゆったりとアムステルダムの運河沿いを散歩したり…。それが今の夢かな。そう云えば最近よくお前の夢を見るよ。ウサコは実は前に買ったバッグに付いている青いmiffyの人形なんだけどね、そのバッグにはこれからも少しずつとっておきの物を増やしておくよ。
じゃ LINE でけんけんとあそぼ!
補追;最近の北欧の皇室事情
3年前にスウェーデン国王が5人の孫を王室から除名するという王室刷新の発表を行ったが、それに倣ったのか、今月デンマークのマルグレーテ二世女王が孫4人の称号を取り消すと発表した。何れも王室のスリム化であると伝えられているが、9月にアムステルダム大学に入学して政治学などの勉強を始めたばかりのオランダのカタリナ=アマリア王女(18歳)が、モロッコ系の麻薬組織(モクロ・マフィア)に狙われているという話もある。彼らを報道していたジャーナリストが妻の前で白昼射殺されているので、当局も警備を強化しているところである。それぞれのお国の事情があるようだ。
0 件のコメント:
コメントを投稿