この表題で思い起こすのは、太平洋戦争が勃発した「先制攻撃」の真珠湾攻撃の日(現地時間7日午前7時50分)の事である。最近この真珠湾攻撃についての記述がある本が出版されている。「サイコパス」は、脳科学者宮本信子氏の本と同じであるが、色んなエピソードが描かれていて面白いし、買おうかなと何度も思ったが、買えなかった。理由は、本の出だしである人物がイギリスの諜報機関を通じて米国のCIAならぬFBIのフーバー長官に軍事機密をもたらすというものであるが、なぜそのような重要機密と言っていい事柄がよりによってフーバーにもたらされたのかという点に疑念を持ったことによる。もう一人同時期にフーバー大統領がいるが、彼ならおかしくもないが、なぜFBIなのか。彼が初代長官に任命されたのは1924年である。時代背景にはマフィアが暗躍する時代の禁酒法時代に闇酒で儲けたり、当時警察と真っ向から対峙していたから州を跨いで捜査する機関が待望されていたのであった。その後マッカーシー旋風という言葉があるが、アメリカ国内に共産主義の波が押し寄せていた時に大掛かりな赤狩りを行っている。その先鋒にはエリア・カザンとかの映画製作者や作家のアーネスト・ヘミングウェイが含まれる。しかし時代は1945年である。機密情報なるものが彼にもたらされたが、彼はサイコパスであり、米国の利害に関係なく情報を信じず放置したというもの。実は既に米国が日本の先制攻撃があるのを察知していたというのは歴史的事実である。日本の機動部隊は北海道の択捉島にある単冠(ひとかっぷ)湾に集結して、その後航路を東に取っている。有名な台湾で一番高い山である「新高山登れ」や零戦から発信された「トラトラトラ」とモールス信号の長く永遠に続くトラ連送もおそらく傍受されていたのだ。
なぜ日米は開戦したのか?その辺りの歴史的考察は非常に大事だと思っている。ワシントン条約や国際連盟脱退、ハルノートなど日本が開戦に向けて直走った歴史を鑑みることは、今後の日中の懸念材料や日米貿易摩擦など多くの課題に際して幾つかの糸口を見つけられるかも知れないからだ。
米国内は、第一次大戦に参戦した結果戦地で多数の戦死者を出したことにより厭戦気分が国民の間に定着していたのだった。そこで何とかそういった機運を打破したいと考えたルーズベルトは、様々な機会を通じて日本を戦争に巻き込もうとしていた。それがワシントン条約での不平等な戦力配分を押し付け、満州での日本の地位を認めず国際的に孤立に追い込むことに注力していたのだった。第二次世界大戦或いは太平洋戦争或いは大東亜戦争と色々言い方はあるが、例え当時野村特使が尽力を尽くそうともそんなに効果があったとは考えられない。既に日本が先制攻撃ありきだったのだから。この攻撃で最近成功したのはアメリカの同盟国であるイスラエルである。ネタニヤフは国内での信用失墜を対外政策で乗り切ろうとしていた。昔からよくある話である。
更新;12月17日 今の世界はどうなっているんだろう、と思うことがある。特に中国やアメリカの情勢についてそう思う。中国では各都市でデモが加熱し拡大しつつある。労働者である人々を抑圧しているのは中央政権であり共産党である。昔日本でも極左の主張は、資本家が人民を抑圧していると抗議していた。ところが彼らが当時標榜していた共産主義は独裁政権となり、今や警察権力で人民を抑圧するに至る。アメリカはどうか?保護主義がこれまでのグローバル経済を打ち崩している。国内では他民族による自由主義が迫害されている、といった現実である。今年もあと少しで終わる。しかし世界のそういった情勢は終わらない。
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