2024年7月30日火曜日

パリ オリンピック Paris 2024 Olympic Games

    既に日本は金メダル初め予想以上にたくさんメダルを獲得している。その反面もう次のオリンピックに標準を合わせている人も出始めている。柔道の阿部詩選手であり、スイマーの池江璃花子選手である。既にプロの大坂なおみは敗退している。サッカー日本代表は、男子U-23で23歳以下の選手になって出場し大活躍している。いくらでもおるのに、有名選手にこだわるから、終いに東京で久保建英見たく土下座せんとあかんようになるんよ。バスケのNBA呼んだりせんでも有能な選手はなんぼでもおるし。元々金と権力にまみれたオリンピックなんやから。長野然り、東京然り、人々はウンザリしているはず。誰しも爽やかな、真実溢れたシーンを待望しているのに、汚れた人間がそこに利権を生み出したり、一泡儲けようと企んだりは、ほんま要らんわ。


    女子48キロ級決勝で 角田の巴投げが決まる瞬間(西日本新聞より)

 ちょうど7月終わりから8月2日にかけて田舎である下北山村に行っていた。自分にとって鮎釣りも出来ない所で何をするかということになるのだけれど、オリンピックで自分を誤魔化して過ごした。村も熱帯夜が続いていたらしく誰しも辟易していた。死亡事故が発生したR169が開通したから今になり帰れた分けやけど、お墓参り済ませたし、翌日は例により海の見える熊野まで足を伸ばした。どこに行ってもパトカーが付きまとう。帰りは上市でしばらく先導してもらっていた。田舎では早朝同級生宅に行き、五輪談義やらに花が咲いた。やれゴルフの松山は自分は出たくもないのに五輪に出たとか、出ないとバッシングくるから仕方ないんや(→銅メダルを獲っと喜んでたけど)、じゃプロはそもそも出れないように規制かけたらいいのにと決まっておれが言うが、五輪そのものが黒い組織だから、今更どうにもならん。それに卓球とかほとんどの競技がもうプロが付くと友は説明する。スポンサー入るからだと思うけどね。とにかく爽やかなシーンをいくつ見られたかによると思うが、その一つが、角田の巴投げだったろう。でも精鋭揃いのサッカー女子もアメリカには負けてしまった。バドミントンもお家芸だったはず。意外なのはフェンシング。団体でも金を獲ってしまった!柔道は団体でフランスに負ける波乱が起きたけれど、ネットでは誰しも審判がどうのとか、あの泳ぎは人間技じゃないと言う人もいたけど、都市開催だから国をあげてのオリンピックとは違う。次にロス五輪があるが、商業主義に陥ったのがそもそもかつてのロス五輪だった。それから反省してプロの野球はWBCに変わったのだ。友に「プロがいいんなら、プロレスラーやプロボクサー出したら」と言い、2年鮎釣りしないのは「今恋の病やから」の二つが友には受けてお腹を抱えていた。
 それから今年も竿にかけてはいないけれど、鮎釣りで欠かせないのが細糸。東レのナイロン糸が好きやったし(フロロカーボンならVARIVAS。どれもメイドインジャパン)、鮎竿もいつからかカーボンに変わっている。それはテニスやゴルフも同じ。今大会で注目なのは、東レの競技用自転車カーボン・マジック。左にペダルのチェーンがあるのを下のリンクで確認して下さい。東レの技術の推を凝縮させたこの自転車。一台1985万円。さあ、勝てるか?

東レのカーボンマジック 

 三十五だけを地味に愛していきたい。そして今季三十五という「金メダル」を奪るのは自分、と宣言しておくよ。   


   連日暑い日が続いているけど、暑気払いにはこの曲かな?聴いてね、じゃね!

Porco Rosso     

 MC183 sekaijyude ichiban taisetsunahito

2024年7月20日土曜日

本が売れました

    言ってなかったけど、おれ結構長いことネットの中に本屋さんを出している。

   yomitaihon

っていうんやけどな、そこで久しぶりに本が売れた。たまに忘れた頃に売れることがある。そこまでは良かったんやけどさ、既定どおりゆうパックライトっていうので送ろうとセブンイレブンでパックを買って本を入れたらそこには入るんだけど、30センチの厚みをオーバーしているからポスト・インしようとしても入んない。

 仕方なく本局に持って行ったら、そもそもライトは厚み制限があると言われ、ゆうパックにその時点で切り替えたら良かったんやけど、苦肉の策として選んだのは、本を真ん中で開いて包み直して送ったわけ。昔現役時代に上司が「あと一手間惜しむな」と言う言葉をよく口にしてたけど、それを思い出してしまった。案の定本が着いたら喜ぶかと思ったら、メールに意外なぞんざいなやり方に戸惑ったとあった。よって着払いで返してください、初版本にはならないが代わりの商品を送ります。とメールしたものの都会の書店にも同じ本ないわけ。題名が「下山事件 暗殺者たちの夏」という副題付きの本はなかなか読み応えがあって、NHK特集でも「未解決事件」として取り上げられたもの。この事件を最初松本清張が本にして有名になり映画化もされてる。警視庁は国鉄総裁の列車による轢断死を自殺と断定する。ところが地検の検事は他殺説を唱える、取材に躍起となっている朝日の記者もこの死はおかしいと睨んで取り上げて、事件は核心部分に進んでいくのが醍醐味かな?今回の作者柴田哲孝は、もし他殺説で下山総裁の犯人として挙げられていたら、その関係者であるらしい。結局さ、Amazonで似たような価格で単行本あって直接注文の方に送ることにしてケリはついたってわけ。

 ネットにはもう一つ

    monroewalk

いうサイトも運営している、というかいつも更新しないでそのままにしていたら、何時だったか注文メールが入っててびっくりした。ヒロ・ヤマガタの絵がどうしても欲しいと言う。物好きな人も世の中にはいるもので、少し絵の表面にタワミがあるのでいいかと聞いたら、それでもいい、新しく転居する名古屋の事務所に掲げるのにピッタリと言う。最初美術品を搬送する業者で有名なクロネコに聞いたら数万もする。10万の絵にそんなにかけられないから、知人が古物で送ったら別にそんなにかからないと教えてもらい、二重三重にがんじがらめにして梱包して送ることが出来た。本も美術品も道楽やし儲けは殆どない。(シューズやったら買えるから買ってや。送り先は金剛の実家でいいのかな?)HPやブログ、ネットショップもネットワークにおける犯罪を分析したりしようと始めただけやから。昔中国から輸入した衣服をGMOのサイトでshopを作ったら何のことはない販促もしないし、結局あそこは詐欺まがいと分かり止めた。するとせっかく作ったそこのブログサイトも消えてしまった。損ばかりしているけど、学んだことも多い。そもそも面倒くさがりの性格では商売は向いてない。最近悩ましい問題があるとすれば「贋作」。実際に四国の県立美術館に所蔵されている絵が偽物だったというもの。よく証明書があれば大丈夫みたいに言うけれど、今回の絵にも真作を示す鑑定書が付いていたから余計に悩ましいのだ。日本でも数年前奈良の贋作の作家が精巧に作ってニュースになっていた。ドイツの有名な贋作の作家のニュースは下のリンクを参考に。

         ああ贋作…

 中国人は日本の製品を何でも好んで買うから(最近不況で爆買いも縮小傾向にあるけど)少し見方を変えれば売れるのかも知れない。だからもう、偽物でも何でもいいからその絵なり商品が気に入れば真贋を争う必要もなくなるかも知れない。世の中に違法なコピー商品は溢れているし、過去に中国人から仕入れたバッグがあって、姉が勿体無い使うと持っていった。 

 韓国ではわざわざコピーのバッグを求めて観光客が買いに行くエリアがあるくらい。でも三十五にはコピーではないちゃんとした物を贈るから安心してな。

最近35付けた学生歩いてた。35はおれのクルマのナンバーにもしてるから反応してしまった。

 ちなみに、今年の夏の土用の丑の日は、7月24日(水)と8月5日(月)の2回あるよ。


2024年7月10日水曜日

誕生日おめでとう!

  まだやって!

  分かってるよ、7月15日っていうことくらい。でも過ぎてから言われたらもっとイヤな感じするやろ?だから先に言ったん。

 生まれてきてくれて、ありがとう!(7月15日追記)

世界の約束/ハウルの動く城

 まずこの曲を贈るわ。二人で見た映画やからさ。またジブリのテーマパーク出来たから、一緒に行ければいいね。映画観た日に何があったか思い出すことあったら教えてな。観たということ以外に思い出せないから。ポーラーエクスプレスっていう向こうのアニメならお前の膝に頭を埋めたとか何とかくらいはそりゃ覚えているけどさ。それは忘れることは絶対できんことやから。

 昨日やったけど、半年鳴かず飛ばずの仕事してきたけど、遂にやったわ。やりたいってことも特にないねんけどな。

       偏微分方程式入門 フーリエ解析 ベクトル解析

 何のことやら分からんやろ。そりゃそうや、pmもそうやから。でもミステリーは、本人しか分からないことで、ちょっと込み入った事情があるみたい。それ以上は言えないけどね。

 それは当時のお前と同じ淡白な感じかな。まあ一年に一回くらいはいいかなってくらい。あの湊町のリバーサイドの08思い出すやろ。でもさ、当時も何とかせんとあかんと思ってたんやで、知ってる?

 そこにはたまに仕事が近くの時暑くなかったら行くことあるよ。奈良のR24のバイパス辺りを通ったら、水槽のあったハウスも思い出すし、本屋さんで姑獲鳥の夏って本見つけたらお前を思い出すし。なんでいつもこんなに分厚い本描くんかと思うけど、何かしら、そこかしこにお前の存在は感じるよ。今年の夏はまだ梅雨やのに異常気象で気温上昇中で、夏の鮎釣りのシーズンなのにお前も昔どうして行かないの?って聞いてたけど、今年も行かないことにしたよ。去年も行かなかったけどな...。というか、昔川上村がホームグラウンドの時代はせっせと足げく運んだのが、お前と知り合ってなかった時分やし。今はもうダムに浸かってさ、面白味も半減ってとこかな?人曰く気狂いみたいによう行ってたのにぃ…。今年はお前も調停とかあるかも知れんとか思うと行けへんしな。それは思うよ。20年ほど前もお前が風邪ひいてしんどい時には行く気がしなくなったしな、同じよそれは今も。

 とにかくお前をこれから人生かけて幸せにせんとあかんと思ってるから。滋賀のおじいちゃんにも手を合しに行かなあかんし。大台とか思い出つくりの未完成の場所があるのお前も知ってるやろうし。それをまず片付けなあかんし(熊スプレー持参で)、タイムカプセルとか思い出の場所の「聖地巡礼」もせんとあかんしな。いろいろ考えたらいっぱいあるなって。この仕事始めてから150冊くらい溜めてんちゃうかなぁ、ゆっくりまだ読めんわ今も。それから、一昨年の10月10日のブログも見といてな、お前のうつむき加減の美しい顔のやつな、三十五。

          写真の本は、梅田の丸善&ジュンク堂で最近買って読んでいる本。

Jay Chou 晴天

そして、この曲やけど、アルバムをお前がMDに入れておれにくれたこと覚えてる?今も大切にしてるよ。少しマイナーな感じだったり、絶望的な曲にも聴こえるけど、当時よく溜息ついていたからそんなお前の心境を反映してるんかも知れんね。中国語の歌詞の内容は分からんけど、でも今はもう「晴天」やない?どこに行っても。悲しい事はもうないんやからさ。

MC183 sekaijyude ichiban taisetsunahito


2024年7月1日月曜日

KADOKAWA  あゝカドカワ 角川

  角川の元代表取締役会長の角川歴彦氏(80歳)は、東京五輪での贈賄により東京地検特捜部に逮捕されたが一貫して犯罪事実を否認。未だ第一回公判の予定はない。持病が悪化しており、保釈までの226日を違法な拘束として国家賠償の裁判を起こした。そして最近「人間の証明 勾留226日と私の生存権について」と題した本を出版した。

 この本の題名「人間の証明」というのはカドカワから出版された当時人気の推理作家森村誠一の代表作であるが、後にまたカドカワから映画化されて松田優作主演で人気を博した。当時大学生のオレは文庫本片手に一人信州に出かけた。群馬県にある古びた旅館に宿泊した。秋田犬のような番犬がお前ら何しに来たというような目で見ていたが、泰然自若な犬をこの時はじめて見た。昔人を助けたことがあるそうな。温泉に浸かって旅の疲れを癒していると、お呼びがかかった。東京の多摩美術大学だったと思うけど二人の女子大生ともう一人もオレと似たようなどこかの大学生で、別に麻雀はじめたわけではないけど、合流したら最後夜通しトランプに馳せ興じることになってしまった。その二人から一方的に「山本君」とよばれることになった。でも楽しかった。その時にナポレオンや大富豪、ブラックジャック、ページ1などという遊びを覚えたんだから。でも皆目的は同じだったのだ。この小説の真髄は西条八十の詩だ。そして霧積温泉は、この小説では重要な要素を示す場所だ。


母さん、僕のあの帽子どうしたでせうね? 
ええ、夏、碓氷から霧積へゆくみちで、 
谿底へ落したあの麦稈帽子ですよ。

母さん、あれは好きな帽子でしたよ、
僕はあの時、ずいぶんくやしかつた、
だけど、いきなり風が吹いてきたもんだから。

母さん、あのとき、向から若い薬売が来ましたつけね。
紺の脚絆に手甲をした。
そして拾はうとして、ずいぶん骨折つてくれましたつけね。
けれど、たうとう駄目だつた、
なにしろ深い谿で、それに草が
背たけぐらゐ伸びてゐたんですもの。

母さん、ほんとにあの帽子、どうなつたでせう?
あのとき傍に咲いてゐた、車百合の花は
もうとうに、枯れちやつたでせうね。そして
秋には、灰色の霧があの丘をこめ、
あの帽子の下で、毎晩きりぎりすが啼いたかも知れませんよ。

母さん、そして、きつと今頃は 今夜あたりは、
あの谿間に、静かに雪が降りつもつてゐるでせう、
昔、つやつやひかつた、あの以太利麦の帽子と、
その裏に僕が書いた
Y・Sといふ頭文字を
埋めるやうに、静かに、寂しく。

 イニシャルお前に似ているやろ?角川映画は「セイラー服と機関銃」や「時をかける少女」など次々に映画にすると主題歌と共に若者の心を鷲掴みにしたのだった。そんな中で角川春樹が監督としてメガホンを取った「天と地と」は圧巻だった。それを薬物のせいだとか言う直木賞作家もいたが、オレはそうは思わない。川中島の戦いを再現する映画のロケは全てカナダで行われた。そして和歌山県の北山村の筏師を集めて現地に連れて行った。そこで筏を組み、川を流して迫力ある映像を作ったのだ。筏師の代表の山田叔父さんと一緒に彼の北山村の家で酒を飲みながら当時の角川社長や映画の裏話を語って聞かせてくれたものだ。その山田叔父さんももういない。

               BS11より         

 角川の映画について、今も(7月1日現在)なおネット検索は出来ない状態が続いている。なぜなら最近傘下のニコニコ動画のドワンゴ初め角川に対するランサムウェア攻撃の影響である。よってニコニコ動画も見れてない状態が続いた(ニコ動はもうだいぶ前に止めた)。仮に書店から最近角川から刊行された「世界一やさしいポーカーの勝ち方」とかいう本を注文しようとしても予約は出来なくなっているのだ。
 アメリカの大手石油移送パイプラインが2021年5月7日にこのランサムウェア(身代金目的のマルウェア=サイバー攻撃)に感染し、身代金440万ドルを支払ったとされる。全長8850キロに及ぶパイプラインが約一週間操業を停止に追い込まれたのだから。日本でも同様にこのランサムウェアの被害が発生している。一つは徳島県のつるぎ町立半田病院が2021年10月被害にあった。電子カルテは閲覧できず、診療報酬の請求もできなかったが翌年1月復旧している。病院側は身代金を支払っていないと発表したものの、犯人側(Lock Bit)が病院関係者から3万ドル(450万円)の支払いを受け復元プログラムを提供したという事実が明らかになった。つまり仲介のデータ復旧業者が支払ったのではないかという疑惑が新たに生まれたのだ。もしそれが事実なら素人でも仲介業者になれば儲けられるということも意味する(業者側が不正に金銭を取得すれば詐欺罪が成立するとの見方もある)。徳島県では鳴門市の鳴門山神病院も同じ被害に遭い、大阪でも2022年10月大阪市住吉区にある総合医療センター(大阪に3つある高度救急救命センターの一つ)が、このランサムウェア被害によって電子カルテが使えない被害に遭い、緊急以外の手術や外来診療を停止せざるを得なかった。10億円をこえる被害であると専門家は見ている。
 犯人は、盗んだデータを暗号化し、いわゆるダークウェブで拡散する。角川の場合で言えば社員の免許証であったり、関係業者の個人情報やその他契約情報等であったりする。

 KADOKAWA側がBlack Suitに約4億7000万円相当の身代金を払ったと暴露する一部報道もあった。 
が、7月1日現在で真偽は不明である。支払わなければ同日データを闇サイトで公開すると犯人側のBlack Suitは脅しており、KADOKAWAの対応に注目が集まっている。

参考文献;「ランサムウェアから会社を守る」(日経BP)
     「ランサムウェア対策実践ガイド」(マイナビ)
     「ダークウェブの教科書」ホワイトハッカーCheena著

補追;昨日の7月2日付のNHKニュースで、犯人が警告した通り、盗んだデータを闇サイトに公開し始めた。よって身代金を支払っていないと推測されるが、犯人側はダークウェブにおいてこのようなデータを売買できるから痛手はないのだ。今後もこの事件からまだ目を逸せない。
補追;7月9日。上記の記載で身代金を支払ってそれをマスコミがリークしたことについて訴訟を起こす云々の話も出ていたが、ここんとこ何故犯人側がデータを公開したのか?という点について考えていた。そして思い当たったのが、KADOKAWAにはBlackSuitが関わっており、ニコ動のドワンゴに対してはK ILLNETであり、つまりダブルでマルウェア攻撃されていたのだということなのだ。後者はタチが悪く、支払っても復元キーを提供しないことも知られている。その辺で会社組織にチグハグさが出ていたか、或いは例の前回話題にしたみずほ銀行のように元々違う会社であったためすぐさま共有出来なかったのではないか。
 ドワンゴは支払った→データは復元出来ず
 KADOKAWAは支払ってない→脅迫期限を過ぎてデータを公開した
という感じではないかと思う。

新中東戦争のゆくえ