二人が知り合って満足する時間を過ごすことが出来て感謝しているよ。別れてから時間が経って、お互いの存在が大切に思えるようにもなったし、時間(年月)というものの持つ価値というか、偉大さもあらためて実感できるようにもなった。
一度別れることでかえってお互いをより近くに感じるようにもなったんじゃないかなぁ。人生や自分自身の存在意義とかも改めて感じることが出来るようにもなったし、お前の大切さも身に染みて分かったし。いなくなって始めてそう気付かされた。忘れようとしても、忘れようと色んな事を試してみても結局ダメやった。それだけお前がもうおれの身体のどこかに居着いていて、切り離せなくなっているということなんかも知れん。そう思うようになったのは、ごく最近のこと。悲しいことに一年前にお前とのラインもプッツリ途絶えてしまった。
一喜一憂するそんなおれを嘲笑っているのは、Death Note みたいなヤツかも知れない。だけど案外おれときたら、呑気に構えていて、いずれお前と抱き合っていることを想像してしまったりした。でも何かで確信を持ちたいと思っているのは、おれだけなんかなぁ…。子供の頃にはそんなこと頭の中にもなかったことが、消しゴムで消す術も知らず、今一番自分の心を占めているなんて。
お前という存在。もしおれにこの世での使命のようなものがあるとしたら、お前をちゃんと導いていくことでしかないように思う。当時は教官じゃないけど、入ったばかりのお前を導く指導者の役目もしていたはず。そんなことを知ってか知らずかお前はいつまで経っても何もアクションを起こさない。まるでそんなことは遠い夢の世界とでもいうように。そんなお前を遠くで見守ってあげなさいと囁く人もいるけれど。
現実とは、何だろう。数日前に自衛隊機が消息を絶った。二人の搭乗員の安否も不明で、そのうちの一人はかけがえのないエースパイロットで教官でもあった。石原慎太郎が亡くなったという報道も流れた。オミクロンは倍々ゲームのように確実に増えていて、自分がいる食品会社の工場や、警察のような職域でも広がっているのは伝え聞いている。お前は安全な所にいるんやろうか?無理していないやろうか?どんな時でも笑顔を忘れてないやろうか?
そのうちお前が、何の前触れもなく「こんな時どうするん?」なんてhelpしてくるような気がしている。
「なあなあ、こんな時どうするん?」
「え?ああ、それは…ちょっと待って、あゝ、あんまり、いきなりやったから…」
上賀茂神社にて。お前が風邪をひいて調子が悪かったから、Nikeのブルゾンを貸してやった。あの時白い馬を見てお前は何を思っていたの? (写真はお前が撮ったもの)
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