あなたは何をしていますか?
2011年 03月 24日(東日本大震災のあとで作った詩)
あなたは今何をしていますか?
悴(かじか)んだ手を見つめて 母を思っています
母の手は暖かかった
学校まで私を迎えに来てくれて「お帰り」って云って 私の手を握ってくれた 優しい母
どこかにいて 私を見てくれているような まだそんな実感があるよ
母の温もりの手が 私の冷たい手を温めてくれてるよう... 今でも
あなたは今何をしていますか?
がれきで埋まった町で夫の帰りを待ってるんです
あの時 夫の声ははずんでた
子供を迎えに行くよって優しい声で言ってくれて 会社を後にした優しいあなた
どこかにいて 子供たちと3人を見てくれているような まだそんな実感があるよ
夫の温もりのある身体が 私を包んで癒してくれてるよう...今でも
あれから、8年が経った。 (更に1年が過ぎた...今年2020年)
宮城県東松島市の自宅で、瓦礫の中から娘の卒業証書を見つけた女性(2011年4月3日撮影)。3月11日に東北地方を襲った巨大地震と津波によって、数十万人が家を失い、1万5000人以上が犠牲となった。
Photograph courtesy Yasuyoshi Chiba, AFP/World Press Photoより
Photograph courtesy Yasuyoshi Chiba, AFP/World Press Photoより
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