昨日は、韓国(高尺スカイドーム)でいよいよ今季メジャーリーグがはじまった。第一戦は、ドジャースLos Angeles Dodgers 対 パドレスSan Diego Padres戦で、大谷翔平対ダルビッシュの対決に注目が集まった。大谷にHRは出なかったし、元ドジャーズの石井氏が予想するパドレスも勝たなかった。一回だけ投げた松井裕樹がピッチクロック違反したり、パドレスのクロネンワース一塁手のグラブが破れて捕球したはずが球がスルーしてエラーになったり、大谷が走塁しライトフライになって一塁に戻る際に二塁ベースを踏まなかったことでアウトになるというシーンもあった。ともかく結局ドジャーズが一戦をモノにしたのであるが、大谷が二塁に出塁した際にピッチャー交代があり一度ベンチの水原氏のところに戻りデータに関しやりとりをしていた。走塁に関し投手のデータが役立つからだろう。
そして一夜明けた今日(3月21日)の朝「THE TIME」という安住さんの番組の中で速報「ドジャーズが大谷選手の通訳の水原一平氏を(即日)解雇しました」というニュースを報じた。その後の他局の番組では続報があり、YouTubeでも各メデイアや興味を持って取り上げるところが増えてきた。「水原氏がスポーツ賭博の違法賭博によって、借金を返すために大谷の口座から450万ドル(6億8千万円)が送金された」「当局がブックメーカーを捜査中に(前記)送金が明らかになった」「大谷の弁護士が賭博資金やその他大谷の所持品で無くなっているものがあり、それに水原が関与していることで捜査を委ねた」ことなどが次々に明らかになった。既に大谷選手が過去において肩代わりした報道もあり、真偽は未だ不明である。
ここで少しアメリカと日本の文化や法令の違いを説明しておくと、今更ながらではあるが、アメリカは銃社会である。従ってもしも日本人が日本国籍を離れアメリカで拳銃を所持していたとしても捕まらない。大麻も州によって多少違いはあるが、大抵大麻所持が違法ではないし、本件の賭博にしても40州は違法ではなく、彼がいたカリフォルニアが違法とされているだけである(※なぜカリフォルニアが違法となっているかについては、原住民が合法的に大きな既得権益を持っているので他社追随ができない状態であるようだ)。それでは問題は、どこにあるんだろうか?毎日新聞(デジタル)の記事によれば、「40州で合法化されているスポーツ賭博の収益(市場規模)は、今や100億ドル(1兆5千億円)であり、今後その規模は450億ドルに拡大すると予測されている」。確実に儲けられるわけではないこの種の「射倖心を煽る」行為(営み)は、アメリカの銃規制の甘さと同じく人々に甚大な被害をもたらすものであり続けるだろう。
画像は、上からGetty Images 、Yhoo News 、水原氏の妻と大谷選手の妻が観戦しているのがデイリーニューズである。当局(F B Iだろう)が違法賭博を捜査する過程において、元大リーガー選手が複数からむブックメーカーを摘発したのだろう、その際に一平さんが大谷の口座から資金を送金した事実が判明したようだが、ひょっとして一平さんがこのブックメーカー(かなり昔から政府公認)という会社の何某かに利用されたり騙されたりしたのかも知れない。元々詐欺賭博が行われていたとしてもそんなに驚くことはないだろう。賭博を営業している者(日本なら賭博開帳図利罪=常習賭博)が負けないようになっているものだし、それに賭けている客は損をするようになっているものだ(単純賭博)。どこの国でもそうだが、日本なら暴力団、アメリカならマフィアという組織犯罪が絡んでくる。そこに問題があるかも知れない。(付け加えていうと、日本でも法外な金利は利息制限法や出資法に反する。日本では上限は20%である。違法賭博であるなら、貸付を金利40%でやってるのかも知れない。1億借りたなら1億4000万借金し、それが雪だるま式に増えていくのだ)
既に書いたことだけど、水原氏は敵のデータ分析に長けているようだ。それにはおそらくPythonというソフト等を利用しているだろう。東大野球部を弱小チームから救ったのが福岡ソフトバンクホークスでデータ分析を担当した齋藤周氏だ。彼の教えるデータ分析は他のPythonとは違いGoogle Colaboratoryというソフトを使う。様々なデータ分析があってこそ、大谷翔平のような一流選手であってさえ大リーガーの他の一流選手と互角にやっていけるのだ。水原氏が欠けて既に次の通訳人が内定しているが、彼がやっていたようにデータ分析を適切にやっていけるかどうかが今季の「打者」大谷選手の活躍の鍵を握ると言っても過言ではないだろう。新たな通訳人ウィル・アイアートン氏(35歳)は、データ分析のプロらしい。
私ごとだけど、明日は地元の病院で右手の手術。2年前には左手の手術(手根管症候群)をやって完治したから不安はない。大谷投手も二度目のトミー・ジョン手術をしている。今では彼の横には素敵な女性が付いているから不安はないだろう。一人こんなことで心配するなんてことはもうないはずだから。
追記(3月22日朝);少し気になるのは一平さんが雲隠れしているという報道。先に言ったようにアメリカと日本では法律や文化など色々違いがある。彼が多額の詐欺に巻き込まれた可能性だって捨てきれない。妻の立場もあるだろうし、しっかりと弁護士を立てて(ここは父親が助けてあげないと)今後の対策を講じないと一生後悔することになると思う。彼はおそらくこれまでの大谷翔平選手の身の回りの世話を父親と一緒にしてきたことはファンなら皆知っている。彼が野球以外の賭博をしようが何ら問題がないはずだから。そして彼自身もMLB(野球関係者は出来ない)には賭けていないと語るのは信用出来る。
(3月22日夜)IRS(日本でいう国税庁)が水原氏の捜査を行なっていると各メディアが報じた。水原氏の年収は5千万円以上であるが、それらを元手にして賭博により更なる収益を望んだとは言えるだろう。ただ入院中に思ったことは、関係者は水原一平氏をもっと援護射撃すべきじゃないかということ。アメリカはクールなビジネス社会だと言っても「友情」はあるだろうから。彼の不利になる話題ばかりが報道されている。
追記(3月23日);参考で次のYouTubeチャンネルのリンクを貼っておきます。
この中でFBIが捜査、司法取引、ドジャーズ監督が調査を徹底すること、が語られていて興味深いので少し説明すると、日本でもそうですが、国税庁のマルサが動いて、とある会社を摘発することは映画でもよく知られていることでしょうが、「反則事件」と言って、あくまで起訴するのは地方検察庁でそこでは大きな脱税事件は地検特捜部が、その他は都道県警察が特別法に従事している当該捜査機関と共同で捜査を行っています。よってIRSだけでなくFBI(アルカポネの時代から裏社会を捜査するのが得意だし、州をまたがって捜査出来るから)が捜査するのも当然です。次に司法取引は既にロッキード事件で日本でも取り上げられていますが、日本でそれが実際に適用されたのは2018年 「タイの発電所建設をめぐる贈賄事件で、東京地検特捜部が大手発電機メーカー、三菱日立パワーシステムズ(MHPS)の元役員ら3人を不正競争防止法違反(外国公務員への贈賄)」(日経新聞の当時の記事引用) 事件で初適用したのが挙げられます。最近ではリニア建設工事での談合に絡む事件がありますが、人は事実を隠蔽するのは自明のことなので、複数社あれば司法取引の対象になり得る分けです。それから米英法の特質として(日本はそれを受け継いでいる)法律は判例主義です。従って過去の判例が今回事件になれば適用されます。ドジャーズのデーブ・ロバーツ監督(母親が日本人)は水原氏を信用してきただけに当然でしょうし、まずどこまでが事実であるのかが問われるでしょう。そしていちばんの問題になることは、大谷翔平という人物の真価が今後問われるということです。これまでは手放しで世界中の子供から大人まで拍手喝采、羨望の眼差しで見られたことでしょうが、先に取り上げたYouTubeでもあったけど、彼の財産についての適正な財務処理も含めてきちんと身辺をただすことです。また昨シーズン彼がMVPを取れたのも水原一平氏のデータ分析によるところが大きかったことも挙げられます。大谷選手が「裏切られた」とコメント出しているらしいけど、まずは事実確認でしょうね。そこはまだ「とても信じられない」とすべきです。彼の側近にはちゃんとしたマネジャーいないのかなぁ、いないなら財務管理と合わせて今後適切なコメントを出すように、そんな立場の人を任命して指導すべきでしょうね。今までは水原氏が通訳のほか何でもこなしているから大谷選手も任せ切りにしていたんでしょう。社会人だけれども、MVPとかHR王とか言ったってまだ海外に行ってそんなに経っていないし、奥さんの存在とかは別にしてもその辺の脇をきっちり決める事で、先ほど言った彼の真価がこれから問われることになるでしょう。
今日(3月23日)私が退院して、昨日複雑骨折して長期入院を余儀なくされた隣のベッドの人に、出る時珈琲を差し入れした。時間がなく看護師さんに渡してもらうと喜んで「ありがとう」と。いやいや看護師さんこそ神様ですよほんとに !ありがとう、大変お世話になりました。m(__)m
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