2022年12月28日水曜日

今年(2022)最後の映画

    The First Slam Dunk 

 12月25日の日曜日の朝、梅田にいた。大阪ステーション・シネマで「スラム・ダンク」を観に来ていた。最愛の夫と長男を亡くした母の健気な生き方と、兄の後ろ姿を見て育った次男が背番号7を引き継ぎ、湘北高校代表として表舞台に立ち山王工業高校と死闘を繰り広げていくドラマだ。いくつかのシーンで涙した。特にライン際ギリギリでボールを拾うシーンは、先のサッカーW杯で三笘選手が見せたミラクルな1㎜の捕球を思い起こさせたし、画面に釘付けにされた。欲を言えば、時間ギリギリのロングシュートを決めて欲しかったと思ったのは私だけだろうか?作者は井上雄彦(たけひこ)で、我が家ではモーニングで連載された「バカボンド」シリーズ37巻を本棚に並べてあるけど、全く両者は趣が違う。前者は青春ドラマだし、後者は時代劇だし。12月26日時点で興収50億で、340万人(1月末で89億円で、610万人と倍になっている)を動員したとか。

 これはプライベートな事だけれど、少し前にタカコと難波で忘年会をした。やっと実現したようなものだったけど、4人の子持ちで明日は剣道の壮行会がありますって、まだ張り切っていた。半年前には行き詰まっている観光バスが12月には逆転現象でワキさんが来れなくなってた。もし来てたら、ちかちゃんは?って尋ねたかも知れないね。誰しもしんどい時があるよ。二人の力士を育てた藤田紀子さんは色々取り沙汰されもしたけど、幸せになってもらいたい。愛ちゃんも二人の母親だけど、紆余曲折はあったとしても自分の本当の生き方を見つけて欲しいと心から願っている。

 色んなことで我慢してきたんやろう。イレギュラーな事もあったと思うし、二人もいたら子育ても大変やと思うしな。気負ってここまできたんやろうし、見た目誰も弱音吐く人には見えないから、いつも強がりを演じてきたんじゃないかなぁ‥.。もうそんなに気負わなくてもいいしな、前にも一度言ったことあるけど、そんなに無理はせんといてな。

                                         デイリー・スポーツの画像より


 あん時コーヒーカップ片手にずっとお前が来るまでドアを開けて待ってたように、今もずっとドア開けて待ってるよ..。お前がそばにいるだけで心から嬉しかったしな。もう季節は冬になってしまったけど、一度滋賀のおじいちゃんをお参りしてな。三十五をいつも守っているから喜んでくれるはずやから。行けない時は手を合わすだけでいいから。

 そういえば、12月25日のクリスマスの聖なる日、地元のよくお参りする神社の鈴と鈴緒が一新されたと連絡が入った。鈴緒は先月おれが寄進したもの。つまり去年のある日お参りすると鈴が落ちていて、半年後にアオガエルが出現し、何かしてくれないかと頼まれているような気がしていたから、ずっと何とかしないとと思っていたのだった。約2年が経ちそんな運びになった。クリスチャンでもないおれが、復活祭や奇蹟を信じているというのも変な話だけど、そうしないわけにはいかない事情があるのだから。

補追;11月22日と云えばケネディ大統領が暗殺された日だけど、その日にもう一人のおれがアンデルセン・グループ主催の童話に応募したみたい。「約束」〜二十歳を超えたあなたに

という題で、その1は「約束 약속」その2は「クリスマス・ツリー」その3は「アオガエル」という構成で、それぞれの「不思議」を組み立てているらしい。

2022年12月19日月曜日

映画「アバター2」 Avatar ;The Way of Water

  12月17日の土曜日は早朝から電車で大阪へ。梅田は結構な人出の中、私は大阪ステーションシネマに直行した。メトロの難波でちょっと足止め、前回のSuicaが上手く動作していなかったため。やっとノースゲートビル(ルクアがある)11階の劇場に着くと9時開演まで時間があって、外の空気を吸い、15分前に珈琲とポップコーンを買って中へ。やっぱり観て感動する自分がいた。横には三十五がいなくても寂しくなかった(ちょっと強がり)。冒頭の20Th Centuryが Fox からStudiosに変わっていた。最後らへんで船が沈むシーンがあるけど、あれはきっと監督も意識していたに違いない「タイタニック」を思い起こさせた。今回の映画は、人類により住み慣れた神聖な森を追われたサリー一家が逃げ場を求めて遥かな海へと向かうが、家族の絆の力が込められていた。特に14歳の娘のキリKiriは、自然と一体になる不思議な力を持っているから森の中でも海中でも美しい神秘的な妖精に守られているような存在で癒されてしまう。彼女を演じているのはシガニー・ウィーバーで、実は73歳の女優と聞いて驚かされる。そして彼ら一家が新天地で身に降りかかる災厄の中で、一つに結びつき、一つの合言葉を声を出してみなで唱えることで家族の一体感を高めようとする。クライマックスはジェイクが、失意に苛まれてしまうネイティリに「今こそ強くなれ」と言い、その言葉で力を振り絞り健気に戦士として戦っていく。長男の最期や次男のいじめの中でのぎりぎりの海中での戦いや、キリが「どうして私はみんなと違っているの?」とひとりボヤくシーンもあるが、それらは一つの結晶となってそれぞれを結びつけていく。いくつかのシーンではほんとに涙を誘ったし、観客もすぐには出ようとしなかったのもこの映画の余韻に浸りたかったのかも知れない。今度は絶対一緒に観ようなっ。


映画『アバター』続編シリーズは、この

 第2作が2022年12月16日の公開のあと、

 第3作が2024年12月20日

 第4作が2026年12月18日

 第5作が2028年12月22日でそれぞれ米国で公開されることが決定されている。

 

 写真は、20th Century Studios 提供

新中東戦争のゆくえ