この度の芥川賞と直木賞共に「該当者なし」の結果であった事を重鎮の京極夏彦が説明している。それを文学界の凋落と見るべきか、はたまた文学の良心の結果だと見るべきかは読者層によって異なるだろう。既に取り上げた事があるが、「東京同情塔」が芥川賞を受賞したときに文学界が変化したと読み取るべきであろうと考える。よく取り返しのつかない出来事ってあるが、悪魔に魅入られたと思うべきか、誰もそれに気付かないまま時代は進んでいったのではないか。まるでそれは中華維新という得体の知れない中央政界まで進出しようとしている地方政党があって、全国の知事連という謎のコネクションを使い、日本固有の世界遺産や自然の景観を無くしてそこにもう過去の遺物とでも呼べるような太陽光パネルを敷き詰めて恥じない有様に似ていないとも言えない。誰も気が付かないままエコだとか環境に優しいとかの言葉に騙されて、或いは全くそんなことも知らされずに推移したからだった。その結果人々の住処である街中まで熊や鹿や猪、猿が出没して警察まで出動する騒ぎになっている。滑稽と言うのだろうか。決して笑えないのは、既に死者が出ていることだ。OSO18を取り上げるまでもなく、事態は深刻なまでに人々を脅かすまでに至っているのだ。ペロブスカイトという新たな太陽電池の素材で各企業が競って開発を行っている。少なくとも森林を切り拓いて自然を壊すというような作業は存在しない。付け加えるならば、いわゆるAIが小説のどこに使われてどのように文章を運んでいるのか、それは作者の意思とは別に分別できないところまで来ている。だから取り返しがつかない、と言ったのだ。事はそんなに簡単ではない。今やAI使えば(ChatGPTでもいいし、GoogleのGeminiでもいい)YouTubeであろうが、動画、写真、論文などあらゆる分野で利用可能である。
ところで昨日の7月20日に第27回参議院議員通常選挙が行われ、全国32の一人区(今年は島根・鳥取と高知・徳島が一人区)で争われた結果、与党14勝に対して野党18勝と保革逆転を喫したのだった。改選125議席(比例含む)のうち、自民が39(これまで52)公明8(14)維新7(6)に対し、野党は立憲が変わらず22であるが、参政14(1)国民17(4)と大きく躍進している。トランプ大統領が嫌う日本の首相は既にもう総理の座にしがみついていて、媚中の議員を引き連れて連立を企んでいる。連立を画策する噂は既に出てはいるが、現首相を排除して立民と合流するのか、その他野党で引っ付くのか予想がつかないが、そんなことを知ってか知らずかうちの敷地の中で朝から蝉がけたたましく鳴いてこの夏を謳歌している。政界は、秋の衆議院解散・総選挙を睨んで動いている。自民党が下野すべきだという声も既に自民党内部から起きている。妻が殺人事件の容疑者である御仁である。彼を見れば映画「飢餓海峡」をどうしても思い出してしまうが、そんなことどこ吹く風だ。ただ媚中議員にとってはただ暑いだけでなく居辛い夏となりそうだ。
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