そんな曲が昔あったっけ..。数年前大阪市の図書館(こども本の森中之島)が子供たちのために作られて話題になり、同じ建築家が設計した図書館が神戸にも最近作られ話題になっていた。そして見学に来た子どもたちが何の躊躇(ためら)いもなく言ったそうだ。「何でこんなん作ったん?」と。それが子どもの素直な感想だった。高〜いところまで本棚を作り、空間を有効利用しようという建築家のアイデアであったが、子供には直ぐには受け入れられなかったようだ。飾りじゃないからね、本棚は。手に取れるところにあって、見たいものを直ぐに見つけられる、それが子どもの偽らざる感想だと思う。王国の民からチヤホヤされている裸の王様が子どもの呆気ないほど率直な指摘で我にかえることもあるだろう。
つまり最近の大人は「忖度」が流行っているから、もしそれが間違っていたとしても、その人を立てて慮(おもんばか)る。それが大人の社会だから。だからと言って暗殺された訳でもなかろうけれど、そういうことがやがて当たり前になってしまい、何も感じなくなって「人間にとって真実は何か」という人が一生かけても追うべき大事なテーマを蔑(ないがし)ろになっていたとしたら….。子どもたちの指摘を待つまでもなく、いずれ人は気がつくだろう。
今日はやはりあの大国のことを書かない訳にはいかないのかな。テーマは「三峡ダム」。誰か最近山に登った人が中国人ばっかやったわと呆れていたけど、へえと首を傾げて聞いた。大国への入国にやっとビザを許可したばかりだけど、まだ来日中国人の数は以前と比べ微々たるはずだから(多分雪を見るのも珍しい台湾の方と間違えたためと思われる)。
YouTubeでは2月1日付【上流で異常な増水!】と題して三峡ダムの水位を測って現状を伝えている人がいることを知った。普通ならそんな暇なことって思われるかもしれないけど、実はそうでもないらしい。度重なる洪水の原因ともなっている(当局は隠すけど)から、ダムの放水は重要な問題だ。現にこの三峡ダムが決壊すれば、たちまち南京や上海、武漢、重慶など大都市が水没して大被害をもたらすともされてもいる。詳細は、下記のチャンネルです。
それに中国は他国にも技術者を派遣してダムを作っているが、そのダムが危ないとも指摘されている。インドネシアで新幹線を走らせるという大事業で当時日本は中国に負けたことがあったが、現在はインドネシアもさぞかし後悔していることだろう。似たような話で、それがエクアドルで建設されているダムで、いつ崩壊してもおかしくないところまで来ているという。詳細は下記のYouTubeチャンネルでの妙佛(ミャウホウ)氏の説明に任せたい。
そして前述した三峡ダムに関して政治的には、中国の台湾侵攻と重要な関連性がある。もし中国が台湾に対して武力行使を伴う侵攻を始めようものなら、台湾軍はまず「三峡ダム」に対してミサイル攻撃を仕掛けるだろうというもの。なぜそうするかといえば、そうすれば中国の大都市は一瞬のうちに壊滅的打撃を受けてしまうからに他ならない。よって台湾の同盟国は絶えず三峡ダムについて衛星で監視を続けているのである。
こういった政治的に扱われた「三峡ダム」については次の記事が参考になります。
2月3日の節分の日に台湾大学出身の若者が10ヶ月の企業研修を済ませ帰国するにつき、京都を案内しようと彼を誘った。京都は初めてで、帰れば大学院(奨学生で給与付らしい)生で、その後はドイツ留学(博士課程)と見定めている。彼は生まれた地のインドネシア語と中国語、日本語、英語を話す。今日はまず北野天満宮に行き、お守りを買って上げた(彼はドイツまで持って行ってくれるとのことだった)。次は八坂さん。ちょうど節分の豆まきをしている最中で、かなりの人だかりだった。後は先斗町で二軒食事して語らった。こんな優秀な25歳の若者にも人に言えない悩みを抱えていることを知った。国籍取得を日本と見定めていた時期があったようだけど、ある事で失望した気持ちもあり、今はドイツに変更している。彼にある言葉を伝えた。「何でも経験ですよ」「悪いことも、失敗したことも、身に被ったことも全てね」英語では Call it experience . この言葉は、アメリカの作家で「タバコロード」を描いたErskine Caldwellの言葉であり、彼の著作の題名でもある。
3月19日補追;彼からLINEが長文で入っていた。日本では最悪で1日一食を余儀なくされたり、そこまで落ち込んでいたのを知っているのは私だけだったし(日本の関係書類はみんな処分したらしい)なぜ台湾帰国を急いだかも食品会社の誰も知らないことだろう。今は天国と地獄の差があるとやっと自分を取り戻していると張り切って伝えていた。学費は要らず、逆に過分の給与をもらい、工学研究を続けられ、他国からのアプローチもあったという。2年後のドイツでの博士号を最大の目標としているので頼もしい人物だと思うし。最悪の日々だったのを、少しぐらいは日本の良い思い出を作るのに一役買ったのかも知れないと思う。
お互いに有頂天になっていたり、またある時は失意に落ちたりしたかも知れないけど、それは運命という名の天の計らいなのかも知れないし、自分が選んだことが結局失敗だったと思っても、その先をちゃんと見通したら、きっと一筋の光明が見えているはずやから。だからいつまでもそんな顔しないで、お前は笑顔がいちばん似合うん人なんやから。希望を持って歩いていこうな….。
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